【2020年】ダイヤモンドS予想・データ・能力指数
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種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 | 複勝 |
ロードカナロア | 11- 1- 4-19/35 | 31.40% | 45.70% | 99 | 88 |
ダイワメジャー | 10-10- 7-52/79 | 12.70% | 34.20% | 103 | 98 |
ディープインパクト | 6- 7-10-57/80 | 7.50% | 28.80% | 32 | 58 |
キングカメハメハ | 4- 4- 2-16/26 | 15.40% | 38.50% | 145 | 101 |
ハーツクライ | 1- 2- 2-14/19 | 5.30% | 26.30% | 13 | 52 |
ステイゴールド | 1- 2- 0-21/24 | 4.20% | 12.50% | 33 | 95 |
キンシャサノキセキ | 1- 1- 3-30/35 | 2.90% | 14.30% | 21 | 28 |
Le Havre | 1- 1- 0- 0/ 2 | 50.00% | 100.00% | 310 | 145 |
ルーラーシップ | 1- 0- 1- 8/10 | 10.00% | 20.00% | 36 | 31 |
クロフネ | 1- 0- 1-10/12 | 8.30% | 16.70% | 35 | 70 |
ワークフォース | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.00% | 50.00% | 735 | 150 |
メイショウサムソン | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
ハードスパン | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 | 複勝 |
北村友一 | 7- 5- 1-19/32 | 21.90% | 40.60% | 108 | 91 |
松山弘平 | 6- 2- 4-30/42 | 14.30% | 28.60% | 131 | 93 |
ルメール | 5- 4- 3-11/23 | 21.70% | 52.20% | 108 | 94 |
四位洋文 | 3- 1- 3-15/22 | 13.60% | 31.80% | 97 | 133 |
福永祐一 | 2- 8- 4-18/32 | 6.30% | 43.80% | 28 | 113 |
幸英明 | 2- 3- 2-32/39 | 5.10% | 17.90% | 37 | 75 |
武豊 | 2- 1- 2-19/24 | 8.30% | 20.80% | 24 | 47 |
酒井学 | 2- 1- 2-10/15 | 13.30% | 33.30% | 115 | 124 |
松若風馬 | 2- 0- 3-29/34 | 5.90% | 14.70% | 60 | 55 |
和田竜二 | 1- 3- 5-38/47 | 2.10% | 19.10% | 5 | 122 |
岩田康誠 | 1- 2- 4-20/27 | 3.70% | 25.90% | 11 | 40 |
藤岡佑介 | 1- 2- 1-22/26 | 3.80% | 15.40% | 104 | 73 |
松田大作 | 1- 0- 0- 8/ 9 | 11.10% | 11.10% | 125 | 12 |
坂井瑠星 | 0- 1- 1-17/19 | 0.00% | 10.50% | 0 | 74 |
シュタル | 0- 1- 0-13/14 | 0.00% | 7.10% | 0 | 14 |
川島信二 | 0- 0- 2- 6/ 8 | 0.00% | 25.00% | 0 | 96 |
大野拓弥 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
【JRA】デルマルーヴル鞍上デムーロ騎手「スタートの芝も大丈夫」/フェブラリーS共同会見■モズアスコットを管理する矢作芳人調教師
――前走の根岸Sを振り返ってください。
矢作 力が違ったとしか言いようがないですね。結構、出遅れたので長くいい脚を使っているのかなと思っています。
――前走、初めてダート重賞に出走した経緯は?
矢作 大きく言って3点あります。1点目は普段の調教の動きや足さばきからダートが向くのではないかと以前から考えていたということ。2点目は血統ですね。ダートは間違いなくいくだろう、と。3点目は血統に関連するのですが、馬が成長して体がパワー型に変わってきたのかなと思っていたので。どちらかというと、満を持してのダート出走でした。
――芝のGIホースをダートに出走させるのは勇気のある決断かと思いますが、そのあたりは?
矢作 うまくいきすぎかもしれませんね。自分の見立てが間違っていなくてよかったな、と思います。
――改めて、前走の結果を受けての収穫は?
矢作 そうですね。自信があるとは言っていても、やはり結果をみてみないと、というところはありましたので。いうことのない結果だったのではないでしょうか。馬の状態が大丈夫であれば、すぐにフェブラリーSということを前走後に決めました。
――勝利は久しぶりでしたが、そのあたりは?
矢作 モズアスコットという馬は連闘でGIを勝ってくれるし、ダートは克服してくれるし、ひじょうに喜びをもたらしてくれる馬でとても感謝しています。
――これまで管理してきた馬の中で、違う、という感じはしますか?
矢作 まぁ、面白いキャラクターですよね。
――根岸Sから中2週。この中間の調整過程は?
矢作 レース後の1週間は疲れをとることに専念しました。やはり、どうしてもあちこちガタがきやすい馬なので、そのケアを十分しました。先週の金曜日に1週前追い切り、そして、今日(が本追い切り)という。順調には過ごせてきたと思います。
――先週の坂路での追い切りは時計が52.1。先週の時点での出来具合は?
矢作 疲れはとれて、ここから上がってくるかな、というかんじでした。
――では、今朝の追い切りはいかがでしたか?
矢作 リードホースが54秒くらいの予定で、(モズアスコットは)52秒くらいで、ということで。あとは乗った感じでクリストフに任せる、ということでした。気持ち時計が速くなりましたが、見るからに前走時の追い切りより反応は良かったと思います。今日のところは、今のところ全く問題ないです。ただ、この馬は追い切りが終わったからといって安心できるタイプではないので。このあとレースまで細心の注意を払っていい状態にもっていきたいと思っています。
――ダートでのマイル戦ですが、このあたりは?
矢作 今回は芝スタートにもなりますし、コースや距離については何も心配していません。
――昨年の暮れはリスグラシュー、コントレイルでGIを勝ち、現在JRA実施GIでは2連勝ですが好調の秘訣は?
矢作 僕があまり余計なことを言わないことじゃないですか(笑)。任せるからには全面的に任せる、という主義をとっております。(コミュニケーションについては)風通りはいい厩舎だと自負しています。
――このあとはどのようなことを厩舎内で話し合って調整をしますか?
矢作 このあと、あれだけの追い切りをしたらある程度はダメージが残りますので、レースまでにどれだけ回復させて超回復の状態でレースに臨めるか、という点を話し合うと思います。
――最後に抱負を
矢作 力を出し切れば必ずいいレースをしてくれると思います。今後に向けて楽しみになるレースを期待しています。皆さん、馬券をいっぱい買って応援してください。よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)
■レースで騎乗するミルコ・デムーロ騎手※最終追い切りには騎乗していません。
(2018年の全日本2歳優駿・JpnI・2着で乗った時のイメージは?)
「結果的に負けて残念でした。あの時まだ馬が若かったです。最初1コーナーまで(ハミを)噛んでいましたが、その後は落ち着いていました。直線を向いた時に手前を替えるのがまだうまくはなかったですけど、最後まですごく良い脚を使っていました。少し負けて残念でしたが、すごく印象は良かったですね」
(ここのところ成長を感じる部分は?)
「最近はずっと(レースを)見ているのですが、いつもすごく頑張っていますね。重賞で強いメンバーと走っていますし、とても能力がありそうです」
(能力を感じるのはどのあたり?)
「スタミナがありますね」
(東京のマイルの適性については?)
「東京は走ったことがありますし、スタートの芝も大丈夫だと思います」
(イメージする展開は?)
「これはちょっと難しいですね。インティが行くかもしれませんが、(前に)行く馬もあまりいなさそうですし、どんなペースになるかまだわからないですね。枠順も大事です。ワンペースな感じがする馬ですが、いつも直線で伸びる馬なので前向きに考えています。まだ戸田先生や馬主さんと話をしていないので、そのあたりはこれからですね」
(最後にファンにメッセージを)
「今回も頑張ります。いつも応援して頂いてありがとうございます」
■管理する戸田博文調教師
(今朝の追い切りについて)
「コンスタントに使っている馬なので、そんなに強い調教はいらないかと思ったのですけど、(併せた)相手もこの馬も調子が良いのか時計が速かったのですが、ポリトラックコースですし、それは心配ないと思います。動きも良くて気合も良い感じで乗っていましたので、非常に良かったと思います。あと芝スタートを想定して、ポリトラックコースと芝コースが半分になっているところをうまく利用して、芝からスタートをさせました。(芝とポリトラックの)繋ぎ目も気にすることなくスムーズに走れていたので、予行練習ができたと思います」
(前走の川崎記念・JpnI・3着を振り返って)
「JpnIでしたし、オイシン・マーフィーも交流レースを勝てていなかったので勝ちたいという気持ちが出ていました。内容は悪くなかったのですけど、勝った馬はさすがにダートのベテランというか最有力馬ですから、強かったという印象です。負かしに行った分、最後少し脚が上がって3着になりましたけど、内容としては悪くなかったと思いますし、ジョッキーもとても良く乗ってくれました。オイシンが乗ると馬がとても良くなるので、レース後も非常に良い感じが保てています。負けはしましたけど、内容的には良かったと思っています」
(そこから中3週、これまでの調整過程は?)
「この子はすごく偉い馬で、去年UAEダービーに行った時も動じることなかったですし、どこの競馬場に行ってもしっかり自分のコンディションを整えることができる馬です。レース後もすぐ疲れが取れます。去年の今頃に比べるとすごく芯もしっかりしてきましたし、回復力もとても早いですね。当初は(フェブラリーSを)使うかどうか迷っていたのですが、オーナーがせっかくなので状態が良ければ行こうかということになりまして、使う方向でやってきました。今は良い意味での安定期というか、変動がなく非常に安定した状態でレースに向かえるような感じです」
(この馬の長所や魅力は?)
「先ほども少し触れましたけど、どんな競馬場に行っても大崩れすることなく、環境の変化にも対応できます。久しぶりのマイルになるのですが、2歳の頃には1400mの重賞(兵庫ジュニアGP・JpnII)も勝っていますし、昨年は名古屋の小回りの2500m(名古屋GP・JpnII)も勝っているように、オールマイティなところがこの馬の良いところではないかなと思います」
(1年振りの東京マイルの舞台について)
「正直言って1年振りのマイルのレースで芝スタートも1年振りですし、一線級相手にマイルだと少し忙しいかもしれないですけど、いつも相手なりにしっかり走れる馬ですので、展開や流れ次第では十分対応できると思っています」
(相手関係については?)
「やはり歴戦の馬が揃っていますし、今までのメンバーより更に強力で距離もここを狙ってきている馬が多いと思います。いろいろと考えると不利な部分もあるとは思うのですが、調子の良さとこの子の特徴である、どんな競馬場、どんなコース、どんな距離体系でも対応できるというその能力を信じています。あとはジョッキーにうまく乗ってもらえれば良い結果が出るのではないかなと思っています」
(現在の課題は?)
「強いて言えば、手前を替えるのがまだ不器用な馬で、その辺がスムーズに行くと一段パワーアップできるかなというのがずっと思っている課題です。最近は替えるようにはなってきたのですけど、2歳の頃は1回も手前を替えずに、それでも競馬で勝ってしまったという馬だったのですが、今はだいぶ替えるようになってきました。それでもまだ替えたり替えなかったりで、浦和記念(JpnII・4着)の時はコーナーで逆手前に替えてしまいました。そういう不器用なところを見せるところがこの馬のこれからの課題でしょうし、そういうところが残っている分、まだ伸びしろもあるのかなと思っています」
(今朝の追い切り後、ミルコ・デムーロ騎手と会話は?)
「まだ会っていないのですが、これからゆっくりお話できると思います。2歳の時に川崎のJpnIで乗ってもらっていますし、すごく良い競馬をしてもらっています。その頃よりもパワーアップしているのを競馬で感じてもらえればと思っています。ミルコ(デムーロ騎手)の場合は長い距離のレースではなく、川崎の1600mのレースしか乗っていないので、良いイメージで乗ってもらえるのかなと思っています」
(最後に意気込みを)
「この馬のオールラウンドで粘り強い、相手なりに一生懸命走るひたむきなところを見てもらいたいですし、それが結果に繋がってくれたら良いと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)
【JRA】ヴェンジェンス幸騎手「今が力を出せるピークの時期」/フェブラリーS共同会見
■インティを管理する野中賢二調教師
――前走の東海Sを振り返ってください。
野中 58キロを背負っていることと、1回競馬を使えるということを考えれば、勝つに越したことなかったけれども悪くなかったかな、と思います。
――先行する競馬が多いインティですが、前走は控える競馬でしたね?
野中 (控える競馬は)以前から選択肢のひとつとしてはありました。レース前にユタカくんと話して。内に行きたい馬もいますし、みやこSの件もあったので、ペースはよく考えてオーバーペースにならないように控えるという選択肢もあるかな、という話をしていました。
――ここ二走、逃げても差しても3着。競馬に幅が出たように感じます。
野中 幅というか、この馬のリズムでいかせれば大崩れはないかな、と。チャンピオンズカップに関してはレベルが高かった中で直線を向くまではアッと思わせてくれましたし。いかに自分のリズムでいくことがこの馬には大事か、ということですね。
――東海Sのレース後、武豊騎手との振り返りは?
野中 前哨戦ということもあって、本番に向けてのつくりでもあったし58というのもあったんですけど。控えて折り合いもついていましたし、あそこの位置というのは想定より後ろになっていたのですが、それでも折り合いはついていましたし。ただ58を背負っていてもできれば結果を伴いたかった。後ろから差されたというのは、ちょっと残念だな、という話はしましたけれども。でも、次に向けてはいい内容だったと話しました。
――東海S後の様子を教えてください。
野中 レースを使ったあともダメージはありませんでしたし、立ち上げもかなりスムーズでした。東海Sよりはかなりいい状態だと思います。当初の予定どおり、順調にきています。
――先週の1週前追い切りはいかがでしたか?
野中 あまり負荷をかけすぎず、あまり追い込まないように、前年と同じような過程できています。今週の追い切りもあるし輸送もあるということで東海Sの状態をキープできればいいな、という感じでした。
――今週の追い切りについて教えてください。
野中 いちどレースを使ったことで馬の中身も体も出来ていますので、状態は上昇していますのでそこをキープして。馬のリズムを重視して調整しました。思っていたより時計が速くなりました。あまり坂路を動けるタイプではなかったんですけれども、ここのところ動けています。それだけ体も出来ているのだと思います。レースに向けていい状態だと思います。
――昨年からの変化は?
野中 調教であり馬房であり、トレセンでの振る舞いに成長を感じます。馬体は惚れ惚れするくらいたくましくなりました。競馬を使って本当にへこたれなくなっています。競馬にいって少し気性的に繊細なところもあるので、平常心で臨めればと思います。
――インティのすごいところは?
野中 自分でペースを作れたときはかなり速い脚で上がります。なかなかそういう馬はいないし、だからGIを勝てたのだと思います。だから、いかに自分のリズムで行っていかに自分の脚を使うか、というところだと思います。
――武豊騎手とのコンビで7勝中5つの勝ち星をあげています。
野中 この馬と相性はいいですし、前走も彼のこぶしの柔軟性といいますか、やはりあの位置から折り合わすというのは凄いなと思います。この馬の気性であったり、少し前に行き過ぎるというところは、彼のアタリの柔らかいところが合っているのではないかと思います。
――今回の作戦は?
野中 枠が出てから最終的にユタカくんと相談しようと思うんですけど。ハナに行ってペースを作ってくれれば、と思います。それぞれの馬が自分が勝つために作戦を考えるでしょう。(その中でこのメンバー構成であれば)自分の見た感じでは自分でレースを作っていけるのかな、と思っています。
――史上2頭目のフェブラリーS連覇がかかっています。意気込みを。
野中 メンバー中、連覇に挑戦できるのはこの馬しかいないですし。そうなると歴史にも数少ない馬の中に入れるので。ぜひ彼にそれを成し遂げさせてあげたいな、と陣営は一生懸命やっていますので。応援よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)
■ヴェンジェンスに騎乗予定の幸英明騎手
――前走の東海Sを振り返ってください。
幸 ちょっと外目の枠ということでちょっと意識して前のほうで競馬しました。終いはマークしているインティはしっかり捕まえてくれましたし、しっかり走ってくれたと思います。勝った馬とは通ってきたところの差といいますか、自分の馬は外々をまわってあそこまで詰め寄ってくれましたので。力の差はそんなになかったと思います。
――レース前の雰囲気はいかがでしたか?
幸 最近はずっといいです。
――この中間はどのような印象ですか?
幸 前走後に疲れが出たと聞いていたんですが、先週追い切りに乗った時点でそういうところはあまり感じなかったです。今週の追い切りもいい動きだったと思います。
――前走からの上積みは?
幸 いい意味であまり変わらないかな、と思います。
――今回は左回りで初距離です。適性は?
幸 距離に関しては、1400でも1800でも走れますし問題ないと思います。左回りはプラスではないのかな、と思っています。経験数も少ないのと、左回りだと外にはねる面があるので。そういった点でもプラスではないと思います。
――左回りを克服するプランは?
幸 そうですね…、馬にお願いしようかな、と思います(笑)。
――この馬の強みは?
幸 もともとは1400で前にいく競馬をしていましたが、いまは前に行っても後ろから行っても終いまでしっかり走るようになってくれているので。あとちょっともまれ弱いところはあるので、課題とすればその点がクリアできればこれからもっと良くなってくると思います。今回は少し外目の枠が欲しいです。
――最後に抱負を
幸 本当にいま力がついてきて、今が力を出せるピークの時期かなと思っていますし、GIをとれるなかなかないチャンスなので一緒に頑張りたいです。全力で頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)