桜花賞【2017年】予想|馬体診断まとめ(デイリー)
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【桜花賞馬体診断】ソウルスターリング-評価A
【桜花賞馬体診断】カラクレナイ-評価A
【桜花賞馬体診断】ミスエルテ-評価B
【桜花賞馬体診断】アドマイヤミヤビ-評価B
【桜花賞馬体診断】ミスバンテール評価C
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【桜花賞馬体診断】ソウルスターリング-評価A
【ソウルスターリング=評価A】
胴長で体高があり、体形的には長い距離の方が良さそうに映るが、前進気勢があり、持っているスピードの絶対値が他とは一線を画するのだろう。
2歳時から後肢の発達が著しく、トモ、お尻の幅はボリューム満点で、年を重ねてより厚みが増し、さらに迫力を感じさせている。その半面、長い首差しが特徴で前肢部がシャープ。今後の成長にもよるが、現状ではがっちりとし過ぎていない分、柔と剛のバランスが絶妙に取れていると判断したい。
チューリップ賞の1週前と比較するとふっくらと映ったおなかのラインは研ぎ澄まされ、くっきりとした体のライン。それでも全体的な筋肉量はしっかりと維持できており、メリハリのある姿からも上積みは相当に感じさせる。(馬サブロー美浦・石堂道生)
〈1週前追い切り診断〉美浦Wで5F70秒7-40秒2-12秒8(馬なり)。内から一瞬にして抜け出したように、抜群の加速力を披露。最後は相手を待つ余裕もあって、数字以上の切れと迫力を感じさせた。ケチのつけようがない
【桜花賞馬体診断】カラクレナイ-評価A
【カラクレナイ=評価A】
首差しは少し短めで胴は長め。前腕とトモのボリュームは満点だが腹のラインはシャープ。これからの成長と調整法で体形は変化していきそうだが、一度使ったことによる上積みは随所に感じさせる。
地面の傾斜と重心のバランスでトモが流れた姿形だが、これは前走時も同様で心配なし。腹回りはこの前よりふっくらしているがうっすらとあばらを見せ、トモの丸みと膨らみは前走以上。とりわけ股の厚みが増しているのは強調材料だ。
少し短めだが、立ち気味のつなぎやトモ高の体形からはマイル以下で瞬発力を生かすタイプ。オークスよりは桜花賞向きで、ここは全力投球の仕上げに思える。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉田辺を背に栗東CWで6F82秒7-38秒0-12秒3(馬なり)。4角で前の馬が邪魔になり内に切れ込む場面はあったが、慌てずに悠々とした走り。パワフルなフォームで迫力満点の動きを披露した。
【桜花賞馬体診断】ミスエルテ-評価B
【ミスエルテ=評価B】
昨年末は阪神JFではなく朝日杯FSを選択したが、体調面やローテーションを加味したもの。フランケル産駒らしい勝ち気な気性はもろ刃の剣と言えそうだが、カイ食いの問題なのか現状はあまり詰めてレースを使えない印象だ。
今回は前哨戦をパスしてのぶっつけ本番。その効果か体をふっくらと見せているのは好感が持てる。とは言っても朝日杯FSとそう大差はないシルエット。年明けに1走していれば、この体を維持できたかを算段すれば、このローテは英断かもしれない。
穏やかな目をしているのは好印象だが、まだ気持ち前駆体形。前走時からの伸びしろは思ったほどではない。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉川田を背に栗東CWで6F81秒7-38秒2-11秒7(一杯)。シルバーポジー(4歳1000万下)を0秒4追走して0秒2先着。追われると素早い反応を返して、シャープに伸びた。約4カ月ぶりでも太め感はなく、ひと追いごとに気配も良化している。
【桜花賞馬体診断】アドマイヤミヤビ-評価B
【アドマイヤミヤビ=評価B】【桜花賞馬体診断】リスグラシュ-評価C
母父がクロフネの影響か、同じハーツクライ産駒のリスグラシューとは系統が違う。勝ったデイリー杯クイーンC時は胴長&脚長のシルエットを誇示していたが、今回は肉付きが良過ぎるためか寸の詰まったパワー型の体形に映る。
とりわけ前腕とトモのボリュームは目を見張り、確実に全体的な筋肉量はアップしている。2カ月ぶりだが、しっかりと食べて鍛えた効果が如実に表れている姿形だ。
脚は相変わらず細みで長めのため、前走時に比べると多少アンバランスに見えてしまう。ただ膨らまして鍛えた馬体が、週末と来週の調整で引き締まるかがポイントに。全体のバランスが良化すれば楽しみだ。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉M・デムーロを背に栗東CWで6F81秒1-38秒5-12秒5(一杯)。アドマイヤキズナ(4歳1600万下)を1秒5追走して0秒6先着。力強いフットワークで、追われてからの反応も上々。1週前時点での態勢は万全と言える。
【リスグラシュー=評価C】
阪神JFやチューリップ賞出走時とは違うシルエット。あばらを見せて余分な脂肪がなく研ぎ澄まされているが、トモの丸みが物足りない。
気で走ることの多いこの時期の牝馬は、トモの容量や丸みや張りで大きな評価を下すことは危険だと判断しているが、それでも臀部(でんぶ)が平たくなっているのは割引か。
ハーツクライ産駒らしく少しハ行気味の走法だが、430キロ台の馬とは思えないストライドの大きさがこの馬の武器。息の長い末脚を繰り出すにはもう少しトモに容量が欲しい印象だが、陣営は攻めの調教を貫いている。週末と最終追いでトモが張ってくれば怖さはある。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉武豊を背に栗東坂路で4F50秒8-37秒0-12秒2(仕掛け)。リッパーザウィン(5歳1000万下)に半馬身先着。ゴール前で軽く仕掛けられるとグンとひと伸びを見せた。全体時計も優秀で、気配の良さが目立つ。
【桜花賞馬体診断】ミスバンテール評価C
【ミスパンテール=評価C】
7カ月ぶりだったチューリップ賞では、阪神JF2着のリスグラシューとの追い比べを制し2着。相当な資質を秘めていることは間違いないが、ただ順調に使えなかったことも事実だ。
首差しが短く前が勝ったシルエット。左後肢を浮かしているのは少し引っ掛かり、ハミをかんで若さものぞかせている。短めのつなぎや骨格に見合った体形、勝ち気な気性を踏まえるといずれはスプリント戦線でもと思わせる。
同世代ではごまかしが利くとは言え、まだキャリアが浅くまだまだ伸びしろの多さを感じさせるシルエット。先々は楽しみな逸材だが、現時点の完成度では割引が必要だろう。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉四位を背に栗東坂路で4F55秒3-39秒1-12秒1(G強め)。気合を前面に出した迫力ある走りで駆け上がり、出来の良さをアピール。馬体の張りも目立つ。
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