菊花賞ともども競馬はここを信頼
サトノダイヤモンド(評価A)
「菊花賞・G1」(23日、京都)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、菊花賞に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【写真集】菊花賞 馬体診断…週末予想の参考に
【サトノダイヤモンド=評価A】
500キロ前後のディープ産駒らしい重厚感がある。皐月賞時は体が角張って皮膚が厚かったが、ダービーは幾分締まって多少丸みを帯びていた。ひと夏越して迎えた秋初戦の神戸新聞杯時は、春よりキ甲が抜けて腰角が取れ前後のバランスが良化。トモの張りを欠いていたあたりは4カ月ぶりだが、それでも前哨戦としては及第点の仕上げだ。高速馬場と化した京都の三千を意識し、余分な脂肪と筋肉を付けずにシャープなシルエットを誇示。トモのボリュームは少し物足りないが、これは1週前追い、週末、当週の3本で丸みと張りは戻る見立てだ。うっすらとあばらを見せており、前走よりさらに研ぎ澄まされてきた。究極の仕上げと言っていいかもしれない。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F81秒5-37秒4-11秒7(一杯)。サトノラーゼン(4歳オープン)を0秒9追走して0秒6先着。追われると瞬時に反応して、パートナーを置き去りにした。前走の反動はなく、さらなる上昇カーブを描く。
シュペルミエール(評価A)
「菊花賞・G1」(23日、京都)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、菊花賞に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【写真集】菊花賞 馬体診断…週末予想の参考に
【シュペルミエール=評価A】
首差しは太く短いものの、長めな胴のつくりで、ゆったりとした立ち姿。栗毛ではあるが母系のクロフネの血が色濃く出た影響か、分厚い皮膚で緩く映るが体形的なもの。今回も少しボテッと見せているとはいえ、それでもデビュー当初から比較すれば着実に研ぎ澄まされてきており、体のラインがしっかりとしてきた印象だ。前走後から直接栗東入りしての調整。トモからのお尻にかけての張りが目立ち、適度な筋肉量を維持しており好調キープと判断できる。(馬サブロー美浦・石堂道生)
〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F56秒6-41秒1-12秒8(強め)。気負うことなくスイスイと登坂。脚さばきも柔らかく、動きの良さは目立っていた。好調キープ。