ロードクエスト|新潟2歳S注目馬|まとめ

「新潟2歳S」ロードクエストは豪脚ズドンは本番で

 新潟2歳Sの追い切りが26日、東西トレセンで行われた。美浦では、東京で新馬勝ちしたロードクエストが控えめな内容ながら状態の良さをアピール。順調な仕上がりを見せた。ヒプノティストは鋭い動きでサンケイスポーツ調教評価『S』をゲットした。栗東ではルグランフリソンが坂路の併せ馬でわずかに遅れたが、自己ベストのタイムをマークした。

 新馬戦でみせた豪脚は本番まで封印だ。後方一気で白星デビューを飾ったロードクエストは、折り合い優先の軽めの追い切りでレースに備えた。

 「ムキになりそうな面がなくはない。テンションが上がりそうなところがあります」

 雨が降りしきる中、Wコースで手綱を取った田辺騎手が単走で馬なり調教の理由を話した。午前6時過ぎにジョッキーを背にして登場。ゆったりした走りで4ハロンから時計を出したが、終始手応えは楽なまま。4ハロン57秒0、3ハロン42秒0-13秒4としまい重点に徹した。

 田辺騎手は1週前追い切り(20日、W4ハロン55秒9)にも騎乗しており、「先週の時点でいい感触でしたから、ガラッと変わったという気はしません。いい意味で現状維持ですね」と、好調キープを強調する。だからこそ今週は折り合い面に重点を置いた。

 初戦はスタートで出遅れたが、上がり3ハロン33秒2の末脚で先行勢をごぼう抜き。東京開催の2歳戦では最速の上がりタイムだった。ジョッキーは「派手な勝ち方でしたけど、ゲートを出ないのはいい材料とはいえない」と注文を付けつつ、「乗り味はいいし、能力を感じる馬。せかさずに流れに乗りたい」と、本番のシミュレーションをする。

 「リラックスして臨めるかどうか。今は落ち着いているので、このままレースを迎えられればいいと思います」

 能力を発揮させたいがための馬なり調整。新潟外回りの長い直線で豪脚を再現するため、ロードクエストは平常心で新潟2歳チャンプを目指す。 (柴田章利)

 
 
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