アクティブミノル|スプリンターズSで不気味な1頭
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やっぱり無視できないトライキャスト
[スプリンターズS]アクティブミノル、8年ぶり3歳馬Vへ先頭争い勝つ
スプリンターズS・G1(10月4日、中山)で、メンバー唯一の3歳馬アクティブミノルが再び大駆けを狙っている。10番人気と注目度が低かった前哨戦のセントウルSを逃げ切って一躍、脚光を浴びた新星。1200メートルは、これでデビューから3戦全勝だが、本番でも通用するのか。
こんなに強い3歳の短距離馬がいたのかと驚いた。セントウルSのアクティブミノルは内枠をうまく生かしたとはいえ、ウリウリ(2着)など本番さながらのメンバーで逃げ切り。これで1200メートルはデビュー戦、函館2歳Sに続き、重賞2勝を含む3戦全勝だ。
スプリント界の新星誕生と言っていい。春に存在感を示せなかった理由は、番組体系にあるからだ。1400メートルのファルコンSで2着、マイルのニュージーランドTで15着のように、今春の2戦は守備範囲を超える距離で戦ってきた。「天性のスピードがある馬。でも使いたくても1200メートルの重賞がなかった」と北出調教師はベストの距離に3歳同士の重賞がないことに、歯がゆい思いをしていた。
ニュージーランドTのあと、左前ハ行でNHKマイルCを諦めて、秋まで充電したのも功を奏した。「今はどんどん良くなる時期。落ち着きが出てきたのが大きい」と担当の中村助手は心身両面の成長を確信する。前走の藤岡康の好騎乗は馬自身のパワーアップがあればこそ。「最後まで脚いろが鈍らず力をつけているのを感じました」と鞍上は振り返った。
手の内はバレたが、G1でも我が道を突き進むのみ。「前回はマークされなかったけど、今度はみんなが潰しにかかってくる。ここでいい競馬をしてこそ」と北出調教師は不敵に笑う。出足、二の脚とも速かった前走以上のロケットスタートを決められるか。勝負は一瞬。本気でハナを奪いに来るハクサンムーンとの先手争いに勝ったとき、アストンマーチャン以来8年ぶりの3歳馬の優勝が見えてくる。(内尾 篤嗣)
セントウルS
芝1200mは3戦3勝
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