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「中山金杯」ブライト好発進決める”出世レース”制してラブリーデイに続け
「中山金杯・G3」(2016年1月5日、中山)
新年の飛躍を狙う。素質馬ブライトエンブレムが30日、美浦Wで3頭併せを行い、久々を感じさせない素軽い動きを披露した。今年の重賞は弥生賞の2着が最高着順。期待された牡馬クラシックは皐月賞4着、菊花賞7着に終わったが、世代でもトップクラスの能力を秘めた器だ。15年はラブリーデイが年間G1・2勝の足掛かりにした一戦で存在感をアピール、一気に高みを目指していく。
気持ちの乗った走りだ。菊花賞7着以来となるブライトエンブレムは、美浦Wで3頭併せ。デピュティプライム(2歳500万下)、ボーンレガシー(2歳未勝利)にそれぞれ半馬身遅れる形となったが、4F57秒3-41秒8-13秒3の時計で軽快な動きを見せた。
騎乗した小島茂師は「少し遅れたが、手応えに余裕はあったからね」と説明したうえで、「先週は少し重い感じだったが、調教が進むにつれて具合は良化している。絶好調とまではいかないが、力は出せる出来にある」と手応えをつかむ。
菊花賞はアクシデントに見舞われた。3角で他馬に前をカットされ、鞍上が手綱を引っ張る不利が発生。首に負荷がかかってしまった。「帰厩当初は首の張りを気にしていた」と師は振り返る。それにより走りのバランスが崩れていたが、うまくケアをしながら調整を進めたことで改善。「首の感じはだいぶ良くなっている」とうなずく。いい形で再始動戦を迎えられる。
小島茂師は68年の申(さる)年生まれで2016年は年男になる。「12年に一度のことだし、あやかりたいね」とニヤリ。「ここでいい競馬をして来年は躍進してほしいね」と人馬ともの好スタートに力を込める。年男のトレーナーと飛躍を期待される素質馬のコンビが、年始一発目の重賞で好スタートを決める。
ブライトエンブレムは札幌2歳S・弥生賞2着・皐月賞4着だった
札幌2歳S(1着)
弥生賞(2着)
皐月賞(4着)
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