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    タグ:天皇賞(春)共同会見

    天皇賞(春)予想|2018年|共同会見まとめ


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    『ヤフーニュースより引用』


    シュヴァルグラン鞍上ボウマン「馬の気持ちがハッピーかどうかが重要」/天皇賞・春共同会見

    ■シュヴァルグランに騎乗予定のヒュー・ボウマン騎手


    ――今の気持ちは?
    ボウマン シュヴァルグランはジャパンカップを勝たせてくれたとても素晴らしい馬。自分としても思い入れがあります。この馬に乗れるということを非常に心待ちにして日本へ戻ってきました。


    ――長距離戦、どのように乗ろうと思っていますか?
    ボウマン わたしは長距離戦が好きです。もっと乗りたいのですが、オーストラリアではそういったレースがなくてなかなか乗れるチャンスがありません。しかも、オーストラリアの長距離戦はハンデ戦が多く、自分は体重の関係で乗れないこともあるのでフラストレーションが溜まります。その点、日本に来ると長距離戦が多いので嬉しいです。それも日本へ来たい理由のひとつですね。


    ――昨年の有馬記念を振り返ってください。
    ボウマン 中山コース自体がシュヴァルグランには合っていません。京都や東京のような広いコースならいいんですけど、そういう意味では彼のパフォーマンスが十分に発揮できませんでしたし、不利もありました。ああいう結果にはなりましたが、かなり強かったと思いますし、有馬記念で勝ったキタサンブラックは強いチャンピオンホースでした。でも、今回の天皇賞ではキタサンブラックはいません。その分、期待をしています。

    ――シュヴァルグランのいいところは?
    ボウマン 2400から3000あたりの距離ではすごくパフォーマンスが発揮できる馬だと思います。まず切れ味、ビシッと切れるタイプではありませんが長くいい脚が使えます。あとはスタミナがいいところだと思います。


    ――調教で確認したいことは?
    ボウマン 馬の状態は厩舎に任せていますので、メンタルがハッピーかどうかを確認したいです。それ以外に特にないですね。呼吸の状態などフィジカル面も大事ですが、長距離戦はレースの時間が長いのでこういうときこそメンタル面が(フィジカル面に)連鎖してきます。だから、レース中はいかに気分よく走っているかが鍵だと思います。


    ――このレースでの作戦は?
    ボウマン それは枠が出てから考えたいです。あと、他の対戦相手について研究が済んでいないので、それが終わってからですね。


    ――最後に抱負を。
    ボウマン 日本に来れて、シュヴァルグランに乗れて本当によかったです。
    “がんばります”。


    クリンチャー宮本師「長距離仕様の仕上げ。三浦くんでグッドレースを」/天皇賞・春共同会見


    クリンチャーを管理する宮本博調教師


    ――GI馬4頭を負かした前々走の京都記念を振り返ってください。
     宮本 昨年の菊花賞のあと、大山ヒルズに放牧に出ました。本当は有馬記念も使いたかったんですが、今年に賭けようということでそうなりました。今年の1月4日に栗東にかえってきましたが、私の想像以上に馬がいい仕事をしてくれました。


      クリンチャーは不正駈歩(ふせいかけあし 注:前脚と後脚の手前が異なるキャンター)をする馬でまだまだ馬が緩かったんですよね。この馬は菊花賞まで不正駆歩で結果を出してきた馬なんですよ。それがこの1月4日に帰ってきてからは不正駈歩もしなくなりました。(京都記念は)どういったレースをするのか、と思っていましたが、自分の想像以上に馬が走ってくれました。


    ――その次の阪神大賞典はいかがでしたか?
     宮本 さすがに(京都記念で)GI馬4頭に勝って阪神大賞典もという気持ちがありまして、馬にかなりの負荷をかけました。僕自身、反省点もあります。3着で本当にがっかりしました。それで天皇賞はやっぱり長距離の仕上げで行こうということになりました。馬主さんの理解もありまして、そのように調教させていただきました。


    ――その調教ですが、先週はCWで単走追いでした。
     宮本 はい。1月4日に入厩して今回が3走目。パターン的には2週前、1週前はコースでやって、当週は山(坂路)でやる。菊花賞と同じパターンで行こうということになりました。先週はある程度やりました。そこである程度仕上げて、今朝三浦くんに乗ってもらいました。今朝は流すような追い切りだったんですけれど、三浦くん自身もまぁまぁの感覚を掴んでくれたみたいです。


    ――今朝の追い切りはいかがでしたか?
     宮本 三浦くんも武さんと同じで「すごくズブいイメージがあった」と言っていたんですけれど、なんせこの馬、この1年間で別馬に変わってしまったんで。「やっぱり、すごい馬ですね」と言ってくれましたよ。


    ――具体的にはどのあたりが変わりましたか?
     宮本 調教時計が普通の馬以上に出るようになりました。


    ――今回、ジョッキーが三浦騎手に決まるまでの経緯は?
     宮本 日曜(京都)8レースで武さんが騎乗停止になって、“うーん。一体、どうするのかな”ということでオーナーと相談しました。わたしからは「オーナーが一番悔いのない乗り役さんを」と言いました。
    それで三浦くんになったという感じです。


    ――これまで三浦騎手は(宮本厩舎の馬に)何度か騎乗されています。今回はどのように乗りこなして欲しいですか?

     宮本 これは作戦になるので、具体的なお話はここでは省略させていただきます。でも、三浦くんは好青年でこちらの話も十分よくわかってくれる人です。当日グッドレースをしますので、それで勘弁してください。


    ――当日までのお楽しみですね?
     宮本 はい、お楽しみで。


    ――京都コースは3戦すべて連対しています。どのあたりが合うと思いますか?
     宮本 たまたまだと思います。これからは関東圏に行っても走ってくれる馬だと思っています。


    ――京都は直線が平たんとか、ありますけども。
     宮本 関係ないですね。クリンチャーは持って生まれたスタミナがありますので。


    ――秋には凱旋門賞への挑戦というプランもあります。
     宮本 勝ってくれたら一番うれしいですけれど、とにかくいいレースをしたいですね。それで凱旋門賞へ行けたら最高だと思います。

    ――最後に抱負を。
     宮本 クリンチャー、ここに来ていろいろバタバタとしましたけれども、100%の状態で出せるというのは、わたし自身胸を張って送り出せます。ファンの皆様、応援よろしくお願いいたします。

    ■クリンチャーに騎乗予定の三浦皇成騎手

    ――急遽、白羽の矢が立っての騎乗依頼だったと思います。依頼はいつごろ来たのでしょうか?

     三浦 日曜日のレースが終わった後でした。1週間の競馬が終わってひと段落ついた後だったので、驚きと…驚きしかなかったです。


    ――GIですもんね。

     三浦 そうですね。このようなかたちで依頼が舞い込んで。僕を選んで下さって、本当にオーナーに感謝しかないです。


    ――前走までクリンチャーに抱いていたイメージは?

     三浦 前走まではどちらかというとズブさというか、一線級でやっている馬たちに比べてちょっと幼さだったり反応の鈍さがあるのかな、と思っていたのですが。かえってそれが競馬でいいふうに出ていたのかな、と。でも、前走を見る限りしっかりスイッチがあるというか、いろいろ気をつけて乗らなければいけないんだなというふうに思っていました。


    ――今朝の追い切りでは初めてクリンチャーに騎乗されましたが、宮本師からの指示は?

     三浦 馬のほうはしっかり乗り込んで仕上がっているという話でした。今朝の追い切りで単走で馬のクセなどをしっかり確認して欲しいということでした。あいにくの雨なので馬場はいつもより悪いのが心配だったのですが、そういう意味でもいろいろと気をつけながら乗りました。


    ――実際にまたがった感触は?

     三浦 ずっと坂路まで並足で歩かせてもらったんですけど扱いやすい馬でした。すぐにコンタクトがとれましたし、またがってみても確かに“やはりGIを取りに行く、いい馬だな”という背中をしていました。


    ――どのあたりが良かったですか?

     三浦 時計は無理しないように最後までいい走りを持続できるようにという指示だったんですけど、逆にちょっと物足りないかなと思うくらい。時計は55くらい(注:54.9-39.9-12.6)だったんですけど、もっといい時計が出る印象でした。でも、今日は馬も仕上がっているという話だったので、どういう状態なのか、どういうときにどういう反応をみせるのかという確認を取りたかったのですが、そういう意味では本当にいい追い切りができました。初めてでしたけど、“改めていい背中をしているな”と感触がつかめました。


    ――前走の阪神大賞典の走りを見て、ちょっとクセがある馬だな、と思いませんでしたか?

     三浦 クセととらえるか、逆にこの馬の良さととらえるか。そこはもう初めてタッグを組ませていただくので、この馬のセールスポイントだと思いました。“それをいいように競馬で持っていけたらな”と思っているので心配はしていません。


    ――スタミナ面は感じられましたか?

     三浦 はい。本当にいい走りを最後まで持続できていましたし、いい感触をつかめたんじゃないかなと思っています。


    ――今回、調教を終えて調教師と話しましたか?

     三浦 自信を持って乗ってきて欲しいと言われました。オーナーからも調教師からも“今回は勝ちに行く”という気持ちがじゅうぶん伝わったので、僕もその中で手綱を任せていただいた以上、勝ちに行きたいと思っています。


    ――レースプランは?

     三浦 一番は馬のリズムとコースロスなく立ち回ることだけです。枠順を含めてこの馬が3200mコースロスなく気持ちよく走り切れるように導けたらと思っています。


    ――内、外の希望はありますか?

     三浦 やはり内枠のほうがイメージはつきやすいですけど。内枠、内枠と言っていて外枠になることもあるのでその辺はあまり気にせずにいこうと思います。とにかくいいイメージがつかめたので、どの枠でもこの馬のリズムで走れれば間違いなくいい結果がついてくると思っています。そういう意味でも今日、感触をつかめてよかったです。


    ――最後にひとこと。

     三浦 このようなかたちで急に依頼をいただきましたけれども、しっかりこの馬の競馬をして勝ちに行けたらと思っていますので、応援よろしくお願いします。



    レインボーライン岩田騎手「リズム良く走れれば末脚は絶対につかってくれる」/天皇賞・春共同会見

    ■レインボーラインに騎乗予定の岩田康誠騎手


    ――まず阪神大賞典を振り返ってください。
     岩田 去年より馬体が大きくなっていましたし、すごくスムーズに走れたと思います。


    ――これまで岩田騎手は計6回騎乗しています。どのような馬ですか?
     岩田 馬体はそれほど大きくなりませんが、すごく乗りやすい馬です。


    ――距離適性はどのように考えていますか?
     岩田 阪神大賞典を勝ちましたし、距離的には問題ないと思います。


    ――先週の1週前追い切りに騎乗しています。このときはいかがでしたか?
     岩田 浅見先生からは15-15という指示でした。指示通り、スムーズにいけたと思います。すごく元気でしたし、好調だと思います。


    ――昨年の宝塚記念からコンビを組んでいますが、1年経ってどのような変化がみられますか?
     岩田 宝塚記念はちょっと小さかったんですけどね。去年の有馬記念の頃と比べたら、比較できないくらい馬体がグッと大きくなっています。去年とは別馬ですね。


    ――どのようなレースをしたいですか?
     岩田 スムーズにゲートを出てリズム良く走れれば、末脚は絶対に使ってくれると思います。頑張りたいと思います。


    ――最後にひとこと。
     岩田 本当に去年のレインボーラインとは全然違います。今年はメンバー的にもチャンスだと思います。ベストを尽くして頑張ります



    アルバート堀宣行師「昨年、一昨年以上の着順を狙える」/天皇賞・春共同会見


    春の天皇賞(GI・京都芝3200m)に出走するアルバート(牡7・美浦・堀宣行)が、ウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後に、管理する堀調教師の共同記者会見が行われた。


    (前走の阪神大賞典・GII・4着からここまでの調整過程は?)
    「7、8分くらいの状態を叩いて、在厩調整で気配は上向きです。長い距離をずっと使っていますし、年を取った馬なので歩様などに硬いところが出てきていて、その辺をケアしながら順調に調整してきています」


    (今日の最終追い切りについて)
    「先週1週前に強い追い切りをしています。その疲れを取れるのを待ったので、先週の週末はあまり速い時計を出していません。あと今週からゴールデンウイークということで、金曜の輸送を予定していますので、日曜競馬ではありますが、水曜日に当該週としてはしっかりめに追い切っています。

      
    フルスピードに入ってから1ハロン標識あたりで少しフワッとするところがありましたけど、最小限度の扶助でまたしっかりハミを取って最後まで走り切っています。馬場が悪かったのですが、予定通りの調教ができたと思います。上がりの息も良かったですし、仕上がりは良いと思います」


    (一昨年は日経賞から、去年はダイヤモンドSから、今年は阪神大賞典からとここ3年違う臨戦過程となるが、今年の狙いは?)
    「去年、一昨年は前年暮れに有馬記念を使っていますし、今年は昨年暮れに有馬記念を使っていません。春の目標が天皇賞というのはこの3年変わりませんけど、天皇賞に向けていく過程と言いますか、有馬記念のあとのダメージ具合などが毎年違いますから、それに合わせて天皇賞でしっかり良い状態に持ってこれるようにという配慮でローテーションを組み立てています。

      
     狙いというより馬の状態に合わせて、昨年暮れはあえて有馬記念を使わずにここにしっかり照準を合わせてほしいというオーナーの要望もありましたので、こういったローテーションになっています」


    (今年このローテーションを踏んだ感触は?)
    「短い期間で長い距離と輸送を2回というところで、そこら辺のさじ加減に1番気を遣っていたのですけど、阪神大賞典のあとのダメージが心配していたよりもなくて状態が良いので、そういった意味では順調に態勢を整えてこれたと思っています」


    (前走は過去最高の482キロだったが、今回はどのくらいで?)
    「昨日の夕方で486キロでした。輸送もありますので、前走よりもう少し絞れた状態で出走になるのではないかと思います」


    (過去2回の天皇賞との状態の比較は?)
    「先ほども言ったように長い距離をずっと使っていますし、年齢を重ねて歩様等に硬さが出てきているのは否めません。ただその辺を差し引いても、去年より一昨年の方が良かったかなと思っていますが、一昨年よりも今回の方が現時点ではいいのかなと思っています。ただこのあともいろいろ要素がありますので、なるべく良い状態で使えるように整えていきたいと思います」


    (3000m超の重賞4勝のステイヤーが春の天皇賞に3度目の出走となるが、期待のほどは?)
    「毎年期待しているのですが、年も取ってきてその中で経験を積み、この馬自体も徐々に良くなって、競馬に向けてのメンタルも良くなっています。そういった意味でも、今年も期待したいですし、昨年、一昨年(5着、6着)以上の着順を狙えるのではないかと思っています」


    ソールインパクト戸田師「フェノーメノが色々教えてくれた」/天皇賞・春共同会見


    長丁場を得意とするソールインパクト(牡6・美浦・戸田博文)が、ウッドチップコースで併せ馬の追い切りを消化した。追い切り後、管理する戸田調教師が共同記者会見に臨んだ。


    (前走の日経賞・GII・7着を振り返って)
    「大外枠が響いて道中もだいぶ外々を回されてコースロスもありました。着順ほど悲観する内容ではなかったですが、少し苦しかったかなと思います」


    (日経賞からここまで中4週、中間の調整過程は?)
    「ここを目標にして中4週というのもちょうど良いローテーションですし、それを見据えて日経賞を選択しました。馬も使いながら良くなるタイプですので、非常に良い状態で向かうことができると思います」


    (今朝のウッドチップコースでの、併せ馬の最終追い切りについて)
    「先週は長めからしっかり負荷をかけられました。今週は輸送もありますし、雨が降って馬場があまり良くなかったので、時計というよりは最後の息遣いとゴール前の反応を確かめるようにということでしたが、内容的には良かったです。どちらかというと実戦タイプで、使いながら良くなってくる馬です。今日併せた相手は障害馬ですが調教は走る馬ですし、今日の時計は遅かったですが、ゴール前の反応も良く非常に良い動きだったと思います」


    (ここまでは青写真通り?)
    「輸送してプラス4キロと短期休養明けで太め残りもあった日経新春杯(GII・11着)と、日経賞の2戦は原因がわかっていますので、それを微調整しながらここまで来ることができました。日経新春杯の後はダイヤモンドS(GIII・3着)、日経賞とコンスタントに使いながら、非常に馬の調子も上がってきています。

      
     この馬にとって3000mを越してからの距離は非常に魅力がありますし、相性も良いと思っています。何とか頑張ってもらいたいとスタッフ皆一生懸命やってきましたし、重賞未勝利ですけど胸を張って大舞台に向かえる状態にはなっていると思います」


    (3400mのダイヤモンドSで3着と好走したが、その内容については?)
    「やはりこの馬は3000m前後の距離で本領発揮というか、良さが出てくるので、それが生きたレースだったと思います」


    (2013、2014年とフェノーメノで春の天皇賞を連覇しているが、天皇賞の重みについては?)
    「伝統のあるレースなので秋も取りたいところですが、ウチの厩舎は普段の調教でも長めにじっくりやる調教方針なので、春の天皇賞に勝てた時は本当に嬉しかったですし、ウチの調教スタイルの成果が出たというのもありました。あの時にフェノーメノが色々教えてくれた経験などを十分に生かして、ソールインパクトはうまく段取りができたかなと思っています」


    (天皇賞3勝目になりますように)
    「そうですね、重賞未勝利なのですが、この馬の良さが生きるレースだと思っていますので、皆をあっと言わせるような競馬ができたらなと思っています」





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    『ヤフーニュースより引用』

    シュヴァルグラン福永騎手「今年の方が自信を持っていける状態」/天皇賞春共同会見

    ■シュヴァルグランに騎乗予定の福永祐一騎手

    ――まず、阪神大賞典を振り返ってください。
    福永 調教から乗せてもらったんですけど、(厩舎側から)伝え聞いたとおり今年に入って馬が良くなっています。走るフォームというか走りの質が昨年とは違っていたので、レースでどういった変化を見せてくれるのか非常に楽しみに乗った一戦でした。調教での変化がレースでもいい面で表れていました。昨年とはずいぶんメンバーも違いましたし、早めに動くかたちの中で負けはしましたが休み明けの一戦としてはいい内容だったと思います。

    ――続いて今週の天皇賞(春)に向けての仕上がりについてはいかがですか?
    福永 中間、追い切りは乗っていないんですけど、動きのキレもよかったですし、一度使われてうまく上昇曲線を描けていると思います。

    ――ローテーションは昨年と同じですが中身は違うと?
    福永 良くなるのは以前から今年に入ってからくらいかな、と友道先生をはじめ厩舎スタッフたちと話していました。昨年が思った以上に結果を残してくれましたし、今年も期待どおり良くなりました。昨年は勝って臨んだ天皇賞(春)でしたが、中身に関しては圧倒的に今年の方が自信を持っていける状態だと思います。

    ――昨年の天皇賞(春)を振り返ってください。
    福永 スローペースが予想されていましたし、実際にスローペースでした。ポジション的にはもうひとつ前で競馬したいな、と思っていたんですがそこは取れませんでした。結果、伸びてきて惜しい3着でした。

     スタートがもともと速くないというか速く出れない走り方をしていたんですが、調教でいい動きを見せるようになって競馬でもスタートの一歩目の出方が良くなりました。あの出方をしてくれるなら、当たった枠にもよりますが昨年よりはいいポジションをラクにとれるようになっていると思います。

    ――距離適性は?
    福永 結果が示す通り、長距離適性はかなりあると思います。

    ――昨年から今年にかけての変化は?
    福永 もともと調教から乗りやすい馬でした。よくいえば乗りやすいんですが、悪くいえば向かってこないんです。調教でもいいタイムも出ず、目立った動きもしていませんでした。そこが成長してきたのもあるでしょうし、(厩舎側が)調教でも少し工夫していると聞いています。

     その中で阪神大賞典の追い切りに乗せてもらったときに、ハミに向かって走るように変わっていましたので。昨年とは走り方が違うし、使う筋肉も若干違う。だから、ゲートからの一歩目が出れたんですよね。その分、道中は前よりもちょっと行きたがる面は出てきました。ただ、潜在的なスタミナは持っていますから多少行きたがってもスタミナが損なわれることはないと思います。いい変化だと思います。

    ――福永さんはこの馬の兄弟にはかなり乗っていますが、GIタイトルは牝馬に先を越されていますね。
    福永 でも、コンスタントに高い能力を持つ子を出す母馬ですね。すごいな、と思います。タイプもそれぞれ違うし、面白いですね。この馬に関しては我慢して使われてきた成果がここに表れていると思います。

    ――これまでキタサンブラック、サトノダイヤモンドには悔しい負け方をしていますが?
    福永 その2頭はGIを複数勝っている馬ですから、同列にいるとは思っていません。あくまでも挑戦者の立場だと感じています。ただ、2頭とも3000m超えのGIも勝っていますしなかなかスキは見つけにくいですけど。シュヴァルグランも力をつけていますが、あの2頭もハタから見ていてわかるくらい力をつけていますから。

     簡単なレースではないと思いますが、諦めている人間には勝利の女神は微笑まないと思いますので。馬の状態もいいですし、スタッフも一生懸命やってくれているので、あくまでも勝つイメージを持って一番いい結果が出せるように頑張れたらと思います。

    ――そのための作戦は考えていますか?
    福永 考えてないです。僕は基本的に枠が出てからしか考えないので。枠が出て、並びを見てみないと(それまで考えていたとしても)ガラッと変わるので。基本的に佐々木オーナーと友道調教師は乗り方に関してはジョッキーに一任してくれるので、そのへんは枠が出てから考えます。あとは馬場状態を見て考えていきたいと思います。

    ――枠の希望は?
    福永 与えられた条件下でやるのが競馬だと思いますから。希望したからといって、そのとおりになるわけではないので。

    ――天皇賞(春)については?
    福永 非常に名誉のあるレースですし、個人的には獲りたいタイトルではありますが、競馬はあくまでも馬が主役。シュヴァルグランはGIIまでは勝っていますが、まだGIを獲っていないので、今年はぜひ彼と一緒にGIタイトルを獲りたいという気持ちが強いです。今回もチャンスがあると思うので、一生懸命頑張りたいと思います。

    ――最後に抱負を。
    福永 非常に順調にきていますし、1回使われて体調も良化しています。強力な相手はいますが、自信を持って臨んでいきたいと思います。応援よろしくお願いします。


    ■シュヴァルグランを管理する友道康夫調教師

    ――阪神大賞典を振り返ってください。
    友道 順調に牧場から帰ってきまして、調整もうまくいきました。競馬の内容もこの馬にとっては100%自分の力を出せたと思います。強い馬にマークされるかたちになって最後は少し差はあいたのですが、内容は良かったと思います。

    ――その時点では勝ち馬が強かったかな、という印象ですか?
    友道 どれくらい力の差があるかと思っていましたが、あの時点では差がありましたね。今回、その差を詰められればいいなと思います。

    ――昨年と同じローテーションで挑みますが、この中間の調整具合は?
    友道 昨年は放牧に出しましたが、今年はこちらで調整しました。

    ――先週、先々週はCWでビッシリ追われましたね
    友道 1週前、2週前は併せ馬で、馬場でしっかり負荷をかけて長距離に対応できる調教をしました。もともと調教ではそれほど動かない馬でしたが、しっかり動いてくれて状態も上がってきていると思います。

    ――今週は坂路での追い切りでした。
    友道 今週はある程度負荷をかけつつ、競馬で疲れを残さないように仕上げました。

    ――これまで友道師の青写真通りにきている、と。
    友道 本当に天皇賞に向けていいかんじで出走できると思います。昨年よりメンバーも若干強くなっていますが、頑張れると思います。

    ――昨年の天皇賞(春)はいかがでしたか?
    友道 頑張ったと思います。

    ――昨年と比べて変化は?
    友道 見たかんじ、体つきもシャープになりました。昨年は力で押し切る感じでしたが、今年はキレもあってシャープさが出てきたと思います。

    ――今回、相手にはキタサンブラック、サトノダイヤモンドがいます。
    友道 本当に強いですよね。でも、出るからには1着を目指します。スタッフもみんな頑張っています。

    ――母馬はいろんなタイプの馬を産んでいますね。
    友道 兄弟、全然印象が違うんです。お父さんの特徴をうまく出してくれる繁殖だと思います。

    ――そうするとこの馬はハーツクライの特徴が出ている、と?
    友道 そうですね。距離も持ちますし、お父さんの特徴が出ていると思います。

    ――非常にいい状態で天皇賞(春)を迎えられるといってよろしいですか?
    友道 持っている力を100%出せる状態だと思います。

    ――当日の条件ですが、希望はありますか?
    友道 みんな一緒の条件ですが、競馬は晴れた絶好の馬場でやりたいですよね。

    ――最後にひとこと。
    友道 本当に今年の天皇賞(春)のメンバーはすごい馬が集まりました。当日はぜひ競馬場に足を運んでください。僕も天皇賞(春)を楽しみにしています。

    (取材・写真:花岡貴子)
    ゴールドアクター中川師「新しい味を見せてくれれば」/天皇賞春共同会見

    ~天皇賞(春)(4月30日・GI・京都芝3200m)に出走するゴールドアクター(牡6・美浦・中川公成)について、管理する中川調教師の共同記者会見が行われた。

    (最終追い切りについて)
    「先週、横山(典)騎手が乗って1週前追い切りをしました。その後ジョッキーといろいろ相談しましたが、先週の時点で馬はもうできていると横山騎手も言っていました。それで今週はジョッキーが乗らずにウチのスタッフで最終追い切りをしました。馬なりで軽い調整程度の追い切りでしたけど、馬に活気もありますし、動きも問題ないと思います」

    (前走の日経賞・GII・5着を振り返って)
    「力を出せなかった要因はいろいろありますけど、レース後の馬を見ていますと、結構馬体も締まって良くなってきましたし、乗り込み不足が少し響いたかなと感じました」

    (昨年のこのレースの敗戦の理由は)
    「距離にしても枠にしてもいろいろな理由がありますが、1番大きかったのはパドックでそれまでになくイレ込んで体力を消費したのが大きかったと思います」

    (今回その対策は?昨年は木曜日の輸送でしたが?)
    「今年は天皇賞の日程が去年と違って楽なので、輸送もそれほど前に行く必要もないですからね。今年は金曜日に輸送します。翌日馬場に入れるかどうかは、着いて状態を見て決めます」

    (横山騎手とのコンビに期待することは?)
    「ジョッキーが替わることで、あの馬の持っている新しい味を見せてくれればと思っています」

    (その新しい面とは?)
    「それは当日、横山ジョッキーがどう乗るかだと思います」

    (京都の3200mについては?)
    「菊花賞の場合は(3歳馬の)限定戦でしたし、馬の適性もそれほどできていない頃のレースなので、距離に関しては何とも言えないというのが正直なところです。ただ折り合いに問題はありませんし、馬の状態は良くなってきています」

    (枠順、馬場状態の希望は?)
    「馬場は少々重くても大丈夫でしょう。枠に関しては、今年はできれば内側がほしいですね」

    (ファンにメッセージを)
    「ここ最近結果が伴っていないですけど、使いながら良くなってきています。力を出せると思いますので、よろしくお願いします」

    サトノダイヤモンド鞍上ルメール「キタサンブラックをマークしたい」/天皇賞春共同会見

    ■サトノダイヤモンドに騎乗予定のクリストフ・ルメール騎手

    ―天皇賞(春)ですね。
    ルメール はい、日本で天皇賞はとても大切なレースですね。だから、ぜひ勝ちたいです。

    ――阪神大賞典は強かったですね。
    ルメール はい、強かったです。休み明けでしたから、馬がすごく元気でした。レースのときは少しひっかかりましたが、直線での反応はよかったです。ラクに勝ちました。

    ――乗っていていつでも前の馬を交わせるというかんじですか?
    ルメール そうです。彼はファイティングスピリットがあるから、直線ですごく頑張ってくれました。

    ――これまで全レースに騎乗していますね。
    ルメール それはとてもいいことですね。最初から彼に乗ったから、今こうして友達になることができました。サトノダイヤモンドはチャンピオンホースになりました。今、トップレベルにいます。彼に乗るのは毎回すごくうれしいことです。

    ――デビュー時からどう変わりましたか?
    ルメール 最初はまだ子供でした。でも、だんだん体が大きくなった。昨年の秋から大人になってパワーアップしました。

    ――今回のレースプランを教えてください。
    ルメール まだありませんけど、キタサンブラックは一番のライバルですからマークしたいですね。有馬記念と同じくらい(の位置)で乗りたいです。キタサンブラックはスタートが速いです。いつもいいポジションをとります。サトノダイヤモンドはスタートがもうちょっと遅いですから、ミドルポジションになるね。直線でもキタサンブラックは止まらないから、勝つためにはキタサンブラックの近くに行きたいですね。

    ――今回は他にも強い馬が出走します。
    ルメール はい、もちろん。GIですからみんなチャンスがあります。ディーマジェスティはGIホースです。シュヴァルグランは良い馬です。シャケトラもすごくよくなった。この距離でチャンスがあります。ミルコの馬(レインボーライン)もいい馬ですから。もちろんキタサンブラックは一番のライバルですけど皆勝つことにトライしていますから、危ないです。

    ――それでもそういう馬たちに勝てるのがサトノダイヤモンドではないのですか?
    ルメール サトノダイヤモンドのポテンシャルはとても高いです。追い切りはとてもよかったです。池江厩舎のスタッフがいい仕事をしました。だから今トップコンディションになりました。天皇賞(春)は春シーズンのメインのターゲットです。

    ――キタサンブラックを倒すために、仕掛けのポイントはどの地点をイメージしていますか?
    ルメール 直線でラストスパートの瞬発力を使いたいですね。キタサンブラックはタフな馬ですからね。

    ――最後にファンへメッセージを。
    ルメール 天皇賞は多分今年一番のレースになります。キタサンブラックもサトノダイヤモンドもチャンピオンホースですからね。すごく楽しみです。皆さん、競馬場に来てください。サトノダイヤモンドを応援してください。ありがとうございます。

    キタサンブラック清水久師「サトノダイヤモンドを逆転したい」/天皇賞春共同会見

    ■キタサンブラックを管理する清水久詞調教師

    ――大阪杯、見事な勝利でした。
    清水 ありがとうございます。強かったですね。

    ――安心して見られたんじゃないでしょうか?
    清水 いや、2000mですし折り合いが大丈夫かなという思いもありました。勝負どころから直線に行くあたりから他の馬がブラック目がけてくるのかな、と思いましたけど。思った以上に直線向いた時点でこなかったので、あれ?と思ったんですけど。直線を向いてからは大丈夫だろうと安心して見ていました。

    ――キタサンブラック自身、かなり力をつけていますよね?
    清水 はい、間違いなくパワーアップしています。

    ――これも厩舎一丸となって鍛えた成果ですね。
    清水 鍛えたのは間違いないですけど、馬自身がしっかりとそれに応えて頑張ってくれていますので。本当にありがたいですね。

    ――名馬の域に入りましたね。
    清水 はい、ここまで育ってくれて感謝しかないですね。

    ――昨年と同じローテーションで天皇賞(春)に向かいます。
    清水 昨年は大阪杯2着でしたが今年は勝ってくれました。天皇賞(春)連覇もかかっていますし、いい状態で挑めそうです。

    ――昨年の天皇賞(春)は逃げ切り勝ちでしたね。
    清水 はい、ゴール前でいったん交わされたんですけどね、よく頑張ってくれました。

    ――改めてこの馬の魅力は?
    清水 これだけの成長力は持って生まれたものだと思いますし、精神面をはじめ、あらゆる面で強い馬だと思います。

    ――京都コースは3戦3勝ですね。
    清水 相性がいいといいますか、京都ではしっかり走ってくれていますね。そういう意味では心強いといいますか、自信を持っていけますね。

    ――今回は相手もパワーアップしていますね。
    清水 はい、相手も強いところが揃っていますのでね。あまり考えずに自分の馬だけのことを考えていきたいと思います。

    ――ライバルの中でもサトノダイヤモンドは気になるんじゃないですか?
    清水 もちろん、有馬記念でも負けていますし、前回も強い勝ち方をしていますんで。今回は逆転したいな、という気持ちがあります。

    ――逆転したい、という気持ちですか?
    清水 もちろん、そうですね。連覇もかかっていますし。

    ――有馬記念では斤量がキタサンブラックが2キロ重かったですが、今回は同じです。
    清水 たしかに有馬記念では2キロ差が向こうに有利に働いていたと思いますが、今回は同じ斤量になってこちらが有利だとは思っていません。向こうも力をつけてきますので、向こうが不利だとも思っていませんね。

    ――今年の天皇賞(春)に向けての調教ですが、ビッシリ進めてきましたね。
    清水 そうですね。それだけ体調もいいということですし、緩めずにしっかり乗り込んできました。今朝も指示通りしっかり乗ってくれました。抜け出してから馬がフワッとしたところがあったようですけど、そのへんはいつものことですし『雰囲気もいいですよ』と騎乗者も言っていました。先週もしっかり負荷をかけています。

    ――これで十分仕上がりましたか?
    清水 はい、これで二走目なのでしっかり仕上がっています。

    ――鞍上の武豊さんについては、どう思われていますか?
    清水 すごく息ピッタリだと思います。結果も出していただいてますし、逃げても番手でも勝てますので競馬についてはすべてお任せしています。

    ――馬体重はいかがでしょうか?
    清水 昨日の計測で542キロでした。だいたい同じくらいで出走できるかな、と思っています。大阪杯から10キロ以上増えていますが、太くは見えなかったので100%成長分だと考えています。

    ――レース当日、希望されることはありますか?
    清水 特にないですね。雨も降りそうにないですし、枠順もどこでもいいかなと思っています。二、三番手からも競馬できますし、逃げる馬がいなければ逃げることもできますのでね。

    ――最後に抱負を。
    清水 ここまで無事に調教、追い切りを終えましていい状態でレースを迎えられそうです。盛り上がると思います。僕も楽しみにしています。当日は競馬場まで足を運んでいただければと思います。応援よろしくお願いいたします。


    ■キタサンブラックに騎乗予定の武豊騎手

    ――前走の大阪杯は強かったですね。
    武 はい、いい走りでした。状態が非常によかったこともありますし、結果も内容もよかったですね。先手を取るかたちになるなら前に行ってもいいし、他が行くならそれでもいいという、いいかたちで走れました。

    ――自在性がありますね。
    武 レースは乗っていて非常に楽しいですね。

    ――これで4つめのGIタイトル。名馬の域に入ってきましたね。
    武 ずっとしっかり走ってくれる馬なので、本当にすごい馬だな、と改めて思います。

    ――まずは昨年の天皇賞(春)を振り返ってください。
    武 昨年の大阪杯で初めて跨らせてもらいました。(天皇賞は)1枠1番から先行するかたちでレースを進めて、いちど直線で交わされたんですけど差し返してくれて。非常に嬉しい勝利でした。(逃げ切り勝ちは)なかなか簡単にできることではないと思うんで、底力がある馬だな、と思いました。あれから1年経って馬自身も強さを増していると思いますし、(現在は)全体的に強くなっていると思いますね。

    ――今年の天皇賞(春)に向けて状態のほうはどう聞いていますか?
    武 前走から変わらずです。前走、すごくいい状態でしたし、すごく順調にきていると思います。最終追い切りについても報告を受けましたが、特に変わらずきているというのが嬉しいですね。

    ――昨年以上に素晴らしいメンバーになりました。
    武 はい、盛り上がると思います。

    ――中でもサトノダイヤモンドはどのようにうつりますか?
    武 当然、皆さんが思うように本当に強いですし。2強対決というのは当然だと思います。

    ――その存在は気になりますか?
    武 気になるというか、普通にすごく強い馬ですね。

    ――今回は斤量が同じになります。
    武 そうですね。

    ――関係ありませんか?
    武 どうですかね、わからないですけど。有馬記念では悔しい思いをしましたし、負けたといっても僅かの差でしたし。競馬なのでね、あのくらいの差はなんとかならなかったかな、と思います。

    ――そのあたりも踏まえて挑まれるわけですね?
    武 今年緒戦を境に本当にいい状態でレースができましたし、1年前のキタサンブラックと比較すると今のほうが強さを感じますし、本当にたくましくなったと思います。

    ――どのあたりが強くなりましたか?
    武 もちろん、体も大きくなりました。たくましさがありますね。レースでも非常に安定しています。

    ――最後に抱負を。
    武 本当に大一番ですし、キタサンブラックらしい走りをさせたいという気持ちです。北島オーナーと一緒に表彰台に並びたいと思います。

    (取材・写真:花岡貴子)

    最近、希望枠を聞かれて与えられた枠で頑張るって発言が多くなった気もする
    今回絶対に内枠が良いと思う。



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