朝日杯FS予想|2016年|予想・データまとめ
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朝日杯FSー馬場から
「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)
阪神競馬場がある兵庫県南部の18日の天気予報は晴れ。土曜日の芝は良でスタートしており、終日天候にも恵まれた。馬場の悪化を心配する必要はなさそうだ。同じ舞台で行われた古馬オープンの土曜11RリゲルSは、前半1000メートル通過が59秒7と平均ペースで逃げたマイネルアウラートが押し切った。勝ち時計は1分34秒8。阪神芝は、全体的に時計を要していた印象を受ける。ハイペースになっても1分34秒台前半の決着か。ペースが落ち着くようなら1分35秒台の決着もあり得る。
土曜の阪神芝は、6戦中5戦で内めで運んだ先行馬が連対した(うち4頭が逃げた馬)。開催3週目で内を中心に傷みが目立ってきているが、その見た目ほど内外に大きな差はないとみていいだろう。道中、ラチ沿いをロスなく走れる先行馬に注目。タガノアシュラが狙い目だ。
全2勝は逃げ切りによるもので、スピードの持続力はメンバーでも屈指。芝1800メートルの新馬戦をレコードで制した快速馬で、距離短縮にも十分に対応は可能だ。引き当てた内めの3枠5番からもまれずに運ぶため、武豊は序盤からある程度のポジションを取りに行くだろう。ラチ沿いの経済コースを通り、道中の消耗を最小限にとどめられれば、直線は二枚腰で後続の追撃を封じてくれるはずだ。名手のJRA平地G1完全制覇のシーンを期待したい。
朝日杯FSー出走馬から
「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)
(1)レヴァンテライオン
長所=函館2歳SをレコードV。馬力も兼備
短所=7Fの前走大敗。さらに延長となると
(2)アシャカリアン
長所=伯父に芝G1馬。母系からは芝もOK
短所=初芝だけでなく8Fの距離も未経験で
(3)リンクスゼロ
長所=叩き2走目で上積み大。スピード通用
短所=未勝利戦勝利時の相手はその後未勝利
(4)ボンセルヴィーソ
長所=二の脚が速く、行けばしぶとさを発揮
短所=怖がりな面があり、もまれると心配…
(5)タガノアシュラ
長所=先行力魅力。展開をつくれる強みあり
短所=競馬に幅がなく、気性にも若さを残す
(6)クリアザトラック
長所=昨年Vの鞍上&厩舎のタッグは魅力的
短所=新馬Vからの臨戦。常識的には厳しい
(7)ビーカーリー
長所=夏に3連闘。タフな牝馬で混戦に強い
短所=過去2回の重賞は10、7着。家賃が高い
(8)ダンビュライト
長所=スピードと馬力を兼備。外回りは合う
短所=右回りは初。前走は内にもたれる場面
(9)ダイイチターミナル
長所=折り合いさえつけば粘り腰を発揮する
短所=前走が見せ場なし。距離延長は減点か
(10)モンドキャンノ
長所=スピード上位。叩き2戦目の上積みも
短所=短距離志向が強く、距離延長に疑問符
(11)トリリオネア
長所=2戦連続で最速上がりを計時。末脚非凡
短所=馬体は短距離志向。マイルは未知数で
(12)トーホウドミンゴ
長所=道悪の前走でV。力のいる馬場は得意
短所=時計の裏付けなし。スピード勝負は?
(13)ミスエルテ
長所=圧巻の連勝。反応が俊敏で切れ味あり
短所=テンションが高く、馬体減りも心配で
(14)ブルベアバブーン
長所=前走の末脚は強烈。地力強化が顕著だ
短所=芝は新馬戦でしんがり負け。適性疑問
(15)レッドアンシェル
長所=どの位置でも運べる自在性に鋭い末脚
短所=持ち味を知る福永が負傷で乗り代わり
(16)アメリカズカップ
長所=競馬センス○。2戦2勝と底を見せず
短所=2戦とも楽なレース。もまれた時は?
(17)サトノアレス
長所=条件問わずに好走。前走の内容も優秀
短所=重賞初挑戦。一気の相手強化で通用?
(18)トラスト
長所=機動力があり、折り合えば止まらない
短所=掛かり癖を抱えるだけに大外枠は痛い
朝日杯FSー展開から
「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)
逃げて楽勝の2戦と控えた札幌2歳Sの落差が大きい(5)タガノアシュラ。内の(3)リンクスゼロ、(4)ボンセルヴィーソが主張する可能性はあるが、気合で制して逃げそうだ。ハナに立てば折り合える馬。平均~ややスローが想定される。
流れが落ち着くと、気持ちが勝ったタイプで外めの枠に入った(13)ミスエルテ、(15)レッドアンシェルは立ち回りの難易度が上がる。逆にレースを組み立てやすいのが(8)ダンビュライト。ペースを間違わない武豊の逃げを前付けして見つつ、息の長い末脚を繰り出してきそうだ。マイルは若干長い(10)モンドキャンノも決め手勝負なら出番あり。この枠もいい。