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東京新聞杯予想を絶対に当てる|2015年

 東京2週目の日曜メーンは、東京新聞杯(8日、GIII、芝1600メートル)。同じ舞台で行われる上半期のチャンピオンマイラー決定戦、GI安田記念(6月7日)に向けた始動戦の意味合いもある重要なレースだ。

 フルーキー(栗東・角居勝彦厩舎、牡5歳)は、昨秋からの充実ぶりが目立つ。この馬には長い3000メートルの菊花賞でも6着と善戦した素質馬で、2走前のGIIIチャレンジCはクビ差の2着。前走のGIII京都金杯でもコンマ2秒差の4着と、重賞初制覇にあと一歩のところまできている。1日の京都競馬で5勝を挙げて絶好調の岩田康誠騎手が続けて騎乗する点も心強い。

 サトノギャラント(美浦・藤沢和雄厩舎、牡6歳)も、マイル重賞の常連。全6勝中5勝を東京でマークしているコース巧者だ。良馬場での決め手比べならば、最有力候補。下り坂という週末の予報が気になるところだが、こちらも悲願の重賞初Vに向けて譲れない一戦となる。

 注目の上がり馬が、もっか3連勝中のヴァンセンヌ(栗東・松永幹夫厩舎、牡6歳)だ。母フラワーパークは高松宮杯(現記念)&スプリンターズSを制覇した名牝で、晩成の良血が開花しつつある。相手は一気に強化されるが、圧巻のひとまくりで制した前走を見ても素質は通用するはず。ここでどんな走りを見せるか、不安よりも楽しみの方が大きい。

 エキストラエンド(栗東・角居勝彦厩舎、牡6歳)は、京都金杯の2着馬。GIマイルチャンピオンシップでも5着と好走している実力派で、昨年のこのレースでも降雪順延による再輸送を克服して2着に奮闘している。1週前追い切りは僚馬フルーキーらと3頭併せで行われ、好調をアピール。ここまでリーディングを独走しているクリスチャン・デムーロ騎手とのコンビで、今回も上位争いは必至だ。

 シャイニープリンス(美浦・栗田博憲厩舎、牡5歳)は相手なりに走れるのがセールスポイント。この舞台では、2走前にGIII富士Sでクビ差の2着がある。2カ月半近くレース間隔があいたが、熱心に乗り込まれて太め感のない仕上がり。今回は昨年の東風Sで勝利に導いた後藤浩輝騎手とのコンビで挑む。

 他では、マイル戦で持ち味が生きるタガノグランパ(栗東・松田博資厩舎、牡4歳)、京都金杯3着のマイネルメリエンダ(美浦・和田正一郎厩舎、牡4歳)などにもチャンスがありそうだ。

 屈腱炎から立ち直った一昨年のNHKマイルC優勝馬マイネルホウオウ(美浦・畠山吉宏厩舎、牡5歳)も、ようやく復帰戦を迎える。ただ、休養期間も長く、まだ余裕残しの感は否めない。最終追い切りの動きがポイントになる。

 
東京新聞杯-2014年動画
 
1着 ホエールキャプチャ 蛯名正義
2着 エキストラエンド Cデムーロ
3着 クラレント 川田将雅
 
 
東京新聞杯予想ーツイッター
 
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