マカヒキ

　「皐月賞・Ｇ１」（４月１７日、中山）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、牡馬クラシック第１弾の出走予定馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

【写真集】皐月賞馬体診断…週末予想の参考にどうぞ

【マカヒキ＝評価Ｂ】

　全姉のウリウリとは性別とサイズだけではなく、肩の角度などの体形や気性面も違う印象。スラッとした首差し＋ゆったりした胴に長めのつなぎ。ブレのないフォームとキリッとした目つきも好印象だ。

　折り合い次第ではマイル～２４００メートルまで走れるタイプで、血統にたがわぬ勝負どころのうなり脚と直線の瞬発力が魅力だ。

　２戦目以降は偉大な父と同じローテーションだが、弥生賞に比べると前腕のたくましさは増したが、トモのボリュームが少し物足りない。

　前走後の乗りだしの早さやハードな１週前追い切りを踏まえれば、問題ないと判断しても良さそうだが、個人的には弥生賞が１００点とすれば今回は９０～９５点の印象だ。（馬サブロー栗東・吉田順一）

　〈１週前診断〉川田を背に栗東ＣＷで６Ｆ７７秒８－３５秒３－１１秒７（一杯）と破格の時計をマークした。大きく先行した２頭に取りつく加速が素晴らしく、ラストも矢のような伸び脚。文句のつけようがない動き。

ディーマジェスティ

　「皐月賞・Ｇ１」（４月１７日、中山）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、牡馬クラシック第１弾の出走予定馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

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【ディーマジェスティ＝評価Ｂ】

　ディープインパクト産駒にしては筋肉量が豊富で、どっしりとした腹回りから、母の父ブライアンズタイムが色濃く出ている印象。

　その分も影響してか、これまでと変わらず緩みは見られるが、２歳時と比較して背丈が伸びたことで重厚さが薄くなっており、バランスは取れている。

　シャープで短めの首差しで、前傾が下がるピッチの利いた走りが特徴。二千の距離までなら守備範囲だろう。（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前診断〉蛯名を背に美浦Ｗで５Ｆ６６秒５－３６秒４－１２秒４（馬なり）。攻め駆けする古馬と併せ、余力十分に併入。躍動感、切れともに前走以上で、ここにきての上昇度は目を見張る。

マウントロブソン

　「皐月賞・Ｇ１」（４月１７日、中山）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、牡馬クラシック第１弾の出走予定馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

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【マウントロブソン＝評価Ｃ】

　前走時よりも丸みがあり、１週前としてはいい意味での余裕を感じさせる。一方で横からでは均整の取れたつくりに映るが、縦位置から見ると薄手の印象があり、バランスを考えるともっと馬体に幅が出てきても良さそうにも思う。

　立ち気味の走法で、首差しの位置からもやや重心は上より。戦績からも持続性が長所で、上がりの掛かる展開が理想。時計が速くなった際の対応がポイントとなる。（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前診断〉美浦Ｗで５Ｆ６９秒５－４０秒２－１３秒５（馬なり）。単走で馬任せの内容だったが、キビキビと動けていた。状態は高いレベルで安定している。