宝塚記念予想|2017年|共同会見まとめ

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『ヤフーニュースより引用』

キタサンブラック武豊騎手「ファンの方々を喜ばせたい」/宝塚記念共同会見

■キタサンブラックに騎乗予定の武豊騎手

――前走の天皇賞を振り返ってください。ディープインパクトのレコードを塗り替えた勝利でした。
武豊 今年に入って大阪杯を使って2戦目、改めて強い馬だと再認識しました。タイムももちろんですが、ひじょうに力強さを感じましたね。

――改めて、この馬の長所は?
武豊 たくさんありますが、総合力が高い馬ですね。ウィークポイントが少ない馬です。スピードもスタミナもレースセンスもあります。すでに名馬といっていいと思います。昨年の大阪杯からコンビを組ませてもらっていますが、当時と比べても本当に強くなったと感じていますね。

――昨年の宝塚記念は2番人気で3着でした。振り返っていただけますか?
武豊 昨年は先手を取ったんですが、後続がわりと早めに動いて思っていたよりペースが速くなりました。負けて強さを感じたレースでしたね。

――そして、今年の宝塚記念への意気込みは?
武豊 今年は早くから春のローテーションはこの3戦と決まっていました。僕は中間は全く乗っていないんですが、陣営からはいい状態だと聞いています。ここまでいいかたちで来ていると思います。

――前走から距離が一気に短縮されますが、そのあたりは?
武豊 いろんな距離に対応してくれる馬なので、乗る立場としては心強いです。

――梅雨時です。道悪の可能性もあります。
武豊 あまり雨に当たったことがなく晴れが続いているので良馬場でのレースが多いのですが、昨年の宝塚記念は天気は良かったけれど馬場状態はかなり重かったんです。道悪はやってみないとわからないですけど、ある程度は問題なくこなせると思います。

――秋は海外遠征のプランもありますね。
武豊 秋以降のことはまだ特に何か決まっているわけではないのですが、まずは春の目標をすべて勝つことができれば、当然、海外というのも選択肢に入ることになると思いますし、そうなればいいと思います。でも、まずはここ(宝塚記念)に全力投球ですね。

――ファン投票ではウオッカ以来10万票を超える支持を集めました。
武豊 本当にファンの沢山いる馬だというのは騎手としても実感しますし嬉しいことなので、そういうファンの方々を喜ばせたいという気持ちを一層強く持ちました。
キタサンブラック清水久師「行くところまで行ってやろうと」/宝塚記念共同会見

■キタサンブラックを管理する清水久詞調教師

――現在の心境を。
清水 まずは順調に来れたのでよかったです。

――前走の天皇賞(春)を振り返ってください。
清水 本当に強かったと思います。(道中)折り合っていましたので、安心して見ていられましたね。レース直後はいつもどおり、すぐに息が入りました。そんなにイライラするようなところもありませんでした。その後、栗東に連れて帰ったあとはさすがに体は細くなって疲れた様子はあったんですが、特に痛めたところはありませんでしたので、それが何よりでしたね。

――この中間の調整は?
清水 内容は変わったことは取り入れていません。少し休養を与えてあげて、しっかりと疲れをとって宝塚まで逆算してこちらの思い通りに立ち上げていくことができましたね。

――先週の1週前追い切りはいかがでしたか?
清水 しっかりやりたかったので、指示どおりの時計で追い切りました。最後の動きもよかったですね。

――今朝の最終追い切りはいかがでしたか?
清水 馬場が悪い中でしたが、しっかりと終いの反応もよかったです。いい追い切りが出来たと思います。

――この春はGI3連戦になりますが?
清水 元気な馬ですね。毎回毎回目一杯仕上げていますから、馬にとってはかわいそうなローテーションなんですけど。丈夫な馬なので、期待以上に頑張ってくれていますのでね。もう1回頑張って欲しいと思います。

――改めて、この馬の強みは?
清水 よく聞かれますが、やぱり健康で丈夫なところじゃないですか。回復も早いですし、すごくハードに鍛えているんですけど、へこたれずに頑張って期待に応えてくれています。

――坂路3本追いも含めて、ハードトレーニングが代名詞になりつつありますが?
清水 以前から使うごとに「強い強い」と思うばかりで、果たしてどこまで強いのかというところだったので。それならば鍛えるだけ鍛えて、行くところまで行ってやろうという気持ちです。本当に頭の下がる馬ですね。

――昨年の段階から「まだ強くなる」と話していました。今年に入り、完成期・充実期に入ったかと思いますが?
清水 昨年の天皇賞(春)や宝塚記念の頃と比べると見るからにパワーアップしているのがわかります。ジョッキーも全然違うと言っています。今年になってさらに強くなったというイメージですね。

――週末は雨が降り道悪の可能性もありますが?
清水 特に馬場は気にはしていません。競馬で雨が降っても、僕は問題ないと思います。

――宝塚記念は2年連続、昨年の有馬記念も含めるとグランプリのファン投票では3回連続で1位です。
清水 本当にありがたいですね。なかなかこれだけの馬には巡り合えないです。その期待に応えたいと思ってます。

――このポテンシャル、名馬の域に達していますね?
清水 そうですね。もうGI5勝ですしね、感謝しかないですね。

――そして、その先も期待は広がります。
清水 もちろん凱旋門賞も登録していますし、選択肢のひとつとして考えています。まずは宝塚記念に全力投球して結果を残して、前向きにオーナー(北島三郎氏)と相談したいと思っています。

――最後にひとこと。
清水 これだけ支持をいただいてありがたいことです。今年も2戦2勝といいスタートが切れています。いい状態で本番を迎えたいと思っておりますので、ぜひ競馬場まで足を運んでください。よろしくお願いします。

シュヴァルグラン福永騎手「GIのタイトルを獲らせてあげたい」/宝塚記念共同会見

■シュヴァルグランに騎乗予定の福永祐一騎手

――前走の天皇賞(春)を振り返ってください。
福永 今年に入って馬が一段階レベルアップした印象を受けていました。実際、競馬での走りも今までよりたくましくなりました。天皇賞(春)に関しては非常に強い馬を相手に最後まで走り切ってくれました。結果は残念でしたけど、最後まで一生懸命でしたし立派な走りだったと思います。

――昨年の段階から「よくなるのはもう少し先」と話していましたが、そのあたりは?
福永 馬なのでハッキリしたことはわからなかったですけど、そういった余地を残していた馬だったので思っていたとおりに成長してくれたように思います。これからさらにどうなるかは未知の部分ですけど、ハーツクライの産駒は時として予想を超えるような成長を見せてくれるような馬もいましたので。さらに良くなってくれれば言うことないですけど、現状でも強い馬を相手に十分渡り合ってくれています。今回は距離は1000m短くなりますが、いい走りを見せてくれるのではないかと期待しています。

――改めて、この馬の強みは?
福永 操作性の高さと豊富なスタミナですね。

――騎乗された1週前追い切りはいかがでしたか?
福永 いつもどおりというか、目立った動きではなかったですけど。予定どおりの調教過程を踏めているのが何よりです。

――前走の反動は感じましたか?
福永 乗った感じでは感じなかったです。

――今回は登録の段階では11頭となっています。そのあたりは?
福永 スタートはずいぶん良くなりましたが、前回くらいが限界なので。あまり頭数が多いと後ろからの競馬になってしまう可能性もありましたから、そういう意味では頭数が少ないのは歓迎だと思います。

――昨年の宝塚記念は9着でしたが?
福永 去年はあまりペースが速くない中、内で動くに動けず不完全燃焼な競馬になりました。直線バラけてからもそんなに目立った動きは見せなかったんですけどね。そういった意味も含めてこの時期がどうなのかというのは、まだ何とも言えないところはありますけれど。ただ、厩舎スタッフが言うには昨年よりはいい状態で臨めるんじゃないかということなので。改めて期待したいと思います。

――妹のヴィブロス、姉のヴィルシーナに続いてGI制覇の期待がかかります。
福永 姉妹が先にGI馬になりました。妹が先にGI馬になってしまいましたが、この馬もあともう一歩というところまできているんでね。なんとかGIのタイトルをこの馬に獲らせてあげたいという気持ちは強いですし、ずっとコンビを組ませてもらっていますので。佐々木オーナーの馬で友道厩舎でこの血統、非常にたくさん騎乗機会をもらっています。

 シュヴァルグランに関してはジョッキーの中では誰よりも一番理解できていると思っています。あとは本当にこの馬に足りないのはタイトルだけだと思います。それが今回なれば、という思いで乗りたいと思います。

――道悪はいかがですか?
福永 先週までの傾向をいうと、中間雨も降らなかったので土曜日はすごく速いタイムが出て、なかなか差しが決まりませんでした。でも、雨が降ることでその傾向も若干変わってくれれば差し馬が台頭する場面も出てくると思います。重馬場はあまり走っていないので、この馬がマッチするかどうかは何とも言えないところがありますが、そこはこなしてくれるものと信じて頑張りたいなと思います。

――ジョッキー目線から見て、キタサンブラックをどう見ますか?
福永 文句なしの国内の最強馬だと思います。競馬ぶりからも隙を見つけるのが難しい馬だなと思います。

――最後にひとこと。
福永 本当に高い評価をいただき、たくさんの票を投票してくださって光栄に思います。その馬の背中に跨れるということで、非常に光栄に思います。おそらく、天皇賞(春)での走りをたくさんの方に評価していただいたんじゃないかと思います。

 僕自身、背中に跨っていてあの馬の頑張りに感動すら覚える走りをしてくれていましたんで。なんとかGIのタイトルを獲らせてあげたいな、と思います。今回も順調に調整過程を踏めていますので、強い馬はいますけど、なんと負かせられるようにと思っていますのでファンの方にも応援していただけたらと思います。


■シュヴァルグランを管理する友道康夫調教師

――この春の成績を振り返ってください。
友道 この馬の力を全レース、100%以上出していると思います。

――天皇賞(春)はキタサンブラックの2着でした。
友道 いつも強い馬が1頭いるんですが、この馬は本当に全力で走ってくれます。

――この中間の調整過程は?
友道 天皇賞(春)のレース後、2週間ほど放牧に出してゆっくりさせました。その後も疲れもなく、ここまで順調にこれました。追い切りは先々週がうちの助手、先週がジョッキーが乗ってCWで長めから行いました。

――福永騎手が騎乗しての1週前追い切りはいかがでしたか?
友道 もともと調教はそんなに動く馬ではないんですが、足取りもしっかりしていましたし問題ないと思います。福永騎手からは「天皇賞の状態はある」と言われました。

――今朝の最終追い切りはいかがでしたか?
友道 先週しっかりやってて出来ていると思うので、坂路で併せて終いだけ追ってもらいました。今朝は朝から雨で馬場状態が悪かったですし、もともと動きのいい馬ではないので時計はかかったんですけども。乗っていた助手も「しっかり動いていたので問題ない」と話していましたし、僕も見ていてこの馬なりにいい動きだったと思いました。

――昨年の宝塚記念は9着でしたが、昨年と比べていかがですか?
友道 昨年は正直ちょっと天皇賞の疲れも残っていたと思うんですが、今年は1年経って馬も成長しました。この春は3回使ってダメージもなくきています。昨年に比べたら馬も成長しているし、天皇賞の疲れもなく本当にいい状態で出走できると思います。

――昨年と比べて、どのあたりに成長を感じますか?
友道 腰回り、トモがしっかりしてきました。これにより動きもゲートの出も良くなって、いい位置がとれるようになりました。

――距離が一気に短縮されますが?
友道 昨年までは先ほど言ったとおり、ゲートの出が悪くて位置取りが後ろからになってしまっていたのですが、昨年の秋から今年にかけてゲートの出がスムーズになってポジションがとれるようになってきました。若干距離は短くなりますが、問題ないと思います。

――道悪はいかがですか?
友道 湿る程度の雨ならば問題ないと思います。

――妹のヴィブロス、姉のヴィルシーナに続いてGI制覇の期待がかかります。
友道 妹に先にGI勝ちを越されたので、なんとかお兄ちゃんにも頑張ってもらいたいですね。

――ファン投票は第3位でした。ファンの皆さんにメッセージを。
友道 本当にどうもありがとうございました。春はこれが最後のGIですが、この馬にGIタイトルを獲らせてやりたいので応援よろしくお願いします。

サトノクラウン堀師「メンタルが大きな鍵」/宝塚記念共同会見
 宝塚記念(6月25日・GI・阪神芝2200m)に出走するサトノクラウン(牡5・美浦・堀宣行)を管理する堀調教師の共同記者会見が行われた。

(前走の大阪杯・GI・6着を振り返って)
「最終追い切り直後や翌日を含めて、非常に良い状態だなと思っていましたが、結果的には追い切りがピークになってしまいました。渋滞によって輸送に時間がかかったという誤算はありましたし、当日パドックから返し馬までの状況が非常に覇気がなくて、残念な結果になってしまいました。なかなか難しい面が依然としてあるなという印象です」

(レース後は?)
「レース前の状態を含めて体調は落ちているという状況でしたので、ノーザンファームしがらきに一旦放牧に出して立て直しを図りました」

(前走からここまで2か月あまり、どのような調整過程を?)
「しがらきの方で軽めの調整で体調を戻して、トレセンには約1か月前に入厩しました。体調が戻らなければ目標を後倒しにしようかという中で、完全ではないけれどもギリギリ戻ったという牧場の判断でした。トレセンではなかなか思うようにいかないところも多々あったのですが、順調に休まず調整を進めてきていますし、態勢を整えてきたという印象です」

(今朝の追い切りは単走だったが?)
「暑い時期は動きがかったるくなって、気性も悪い方に向きがちな馬なので、調教の量としてはフィジカル的にはあまり動かしたくないと考えました。ただしっかり気持ちを乗せておきたいので、今日はそのあたりが難しい追い切りだったと思います」

(追い切りを終えた後の馬の様子は?)
「量的には良かったと思うのですけど、終いは気を抜いていて、本気で走っていないという印象でした。ただ暑い時期なのでフレッシュでいきたいという方向性としては良いとは思いますので、あと気を抜いて本気で走っていないというあたりをどう補っていくか、思案の途中ですね」

(レースで本気を出してほしい?)
「そうですね、この後いろいろな要素がありますし、フィジカルよりメンタル、これがこの馬が走るかどうかという大きな鍵だと思いますので、そこを整えていきたいと思います」

(昨年の宝塚記念は6着だったが、今年はリベンジを?)
「暑い時期が苦手ということと、輸送が京都の時と違う結果が出ていますので、この2つへの対応がキーポイントだと思います。今年の関東は、非常に過ごしやすい気候が続いているのが幸いしています。ただ関西の方は、気温を見ると非常に暑いと思いますので、輸送も含めてそこら辺への対応がこれからやっていくことだと思っています。

 去年は香港(クイーンエリザベスII世C・GI・12着)の後ということで体調的にもフレッシュさを欠いていましたし、暑さもありました。そういった意味では、去年より元気な状態で向かえそうだと考えています」

(馬場状態については?)
「馬場状態、ペース、流れなど、そういった細かい要素が結果を左右すると思います。コース適性云々よりもそちらの方が重要だと考えていますので、そのあたりもしっかり見極めて能力を発揮させられるよう努めていきたいです」

(2000mよりも、2200m、2400mでしっかり勝っているというイメージがあるが?)
「ジョッキーは、この馬のリズムとしては2400くらいの方が乗りやすいだろうと言っています。気性の難しさや体のこなしなども含めて、対応できる状態であれば2000mも大丈夫だと思うのですが、工夫が必要な距離になってくるでしょう。まだまだ馬自身が充実していないというか、いろいろな状況に対応し切れていないので、結果として出ていると思いますが、今後そのようなウィークポイントがなくなっていけば、2000mには対応できると思っています」

(大変強いキタサンブラックが出走するが、意識はしている?)
「サトノクラウンの場合は、成績にムラがあることをとっても自分との闘いという意味合いが他の馬たちより大きいと思いますので、まずはそこですね。個人的には良い状態で能力を発揮できれば、負かすこともできるのではないかと思っております」

(大阪杯時の経験をもとに、何か対策は?)
「いくつか考えはありますが、まずは今日追い切った後の馬の状態を含めてその辺を精査して、明日の投票時までに決めたいと思います」

ミッキークイーン浜中騎手「もっともっと勝てる馬」/ヴィクトリアM共同会見
■ミッキークイーンに騎乗予定の浜中俊騎手

――前走の阪神牝馬S、快勝でしたね。
浜中 はい、直線ですごくいい瞬発力をみせてくれていい内容だったと思います。

――1年6か月ぶりの勝利でしたね。
浜中 そうですね。久しぶりにミッキークイーンと勝つことが出来てよかったです。

――休み明けでしたね?
浜中 いい状態だったので自信がありました。

――通算13レース中、12レース手綱を取っていますね。
浜中 はい、ずっと乗せていただいていますし、嬉しかったです。

――その後についてはいかがですか?
浜中 はい、順調に来ていると聞いています。年齢を重ねて精神的にドッシリしてきていて、成長を感じますね。

――昨年は勝てない1年でしたが、今年はいいスタートを切れました。
浜中 もっと、もっともっと勝てる馬だと思います。今年は緒戦を勝っていいスタートを切れましたのでね、もっとGIタイトルを増やしたいという思いはあります。

――何が昨年と違いますか?
浜中 昔から変わらずに走ることに対して一生懸命ですが、それが落ち着いてきてもいい意味で変わらずに来ているところですね。そのように精神面がドッシリしたことでゲートも安定してきました。若いころはゲートの中でソワソワしちゃう部分がありましたが、今はないですね。

――スタートは安心できると?
浜中 マイルという距離ですから、スタートをしっかり決めれば大事に乗れますので。そういったひとつの不安(ゲートについて)は今のところ、なくなってきていると思います。

――昨年は惜しい2着でした。
浜中 昨年は残念でしたけれども、今年はその雪辱といいますか。いい結果が出せればと思います。

――昨年は浜中騎手のケガからの復帰戦でもありました。
浜中 そうですね。自分も迷惑かけていましたのでね。今年は昨年以上に僕もいい騎乗ができるように頑張りたいです。

――浜中騎手にとってミッキークイーンはどういう馬ですか?
浜中 やはりデビューからずっと乗せてもらっている馬ですし、GIタイトルも獲らせていただきました。思い入れの強い1頭です。

――昨年はコンディション面で苦しんでいたという情報もあります。
浜中 正直、昨年の秋は一時は引退かもという話もありましたが、そういうところから立ち直ってくれて、こうやって走ってくれているというミッキークイーンの気持ちの強さには感動を覚えます。その分、この馬と一緒に戦いたいな、という気持ちが強くなりました。

――阪神牝馬Sで完全復活といえますか?
浜中 いいかたちで勝てましたので。この馬のポテンシャルがあれば、もっともっと活躍できると思います。

――ヴィクトリアマイルではどんなレース運びを考えていますか?
浜中 まずはスタートをしっかりと決めて、流れに乗って競馬ができれば。ミッキークイーンのことは信頼していますので、あとは自信を持って乗りたいなと思います。

――最後にひとこと。
浜中 昨年は自分もケガから復帰した週ということで、僕が重荷になっている部分もあったと思うし、彼女が助けてくれている部分もありましたので、今年は自分が重荷にならないように、ミッキークイーンがいい走りをできるようサポートできればという思いがあります。いい結果を出せるように頑張りたいです。


■ミッキークイーンを管理する池江泰寿調教師

――阪神牝馬S、快勝でしたね。
池江 感動しました。いろんなことがありましたし、ようやく復活してくれましたからね。

――1年6か月ぶりの勝利でした
池江 …そんなに長かったですか。よく本当に頑張ってくれました。

――どん底の時があったとのことですが、そのことについてお聞かせいただけますか?
池江 昨年のヴィクトリアマイルの後に宝塚記念を目指していましたが、ちょっと捻挫しまして、靭帯も痛めて。かなり重篤だったので引退も考えたんですが、牧場のスタッフがよく治してくれました。その後、エリザベス女王杯でも本当によく頑張ってくれましたが、そのあと有馬記念の前あたりからしっかりとコースで追えるようになりました。今はもう患部も固まって、心配なくしっかり調教も出来ています。

――現在はケガ前以上の状態でしょうか?
池江 ケガ前以上か以下かわかりませんが、患部は固まってしっかりCWコースで踏み込んで乗り込んで、というところですね。

――前走は休み明けでの勝利でしたね。
池江 休み明けはあまり動く馬ではないのですが、しっかり調教を積めたというのは大きかったですね。

――メディアでは完全復活という文字が踊りますが?
池江 完全復活もしていますし、年を重ねて精神的に落ち着きも出ています。完全復活というよりも昔以上の能力を出してくれていると思います。

――年齢を重ねてレースにいい部分が出てきたと?
池江 ええ、精神的に落ち着いているのでカイバもしっかり食べています。一番大きいのはゲート内の駐立が安定したことだと思います。

――その後、この1か月の調整過程は?
池江 レース後は在厩のまま調整してきました。今日は単走、半マイル、馬なりだったんですけども、先週、先々週はウッドチップコースで長めからビッシリやっています。もちろん前走使った上積みがあり、いい状態で臨めそうですね。

――1週前はどのような追い切りをされましたか?
池江 しっかり息を整えなければいけないので、心肺能力を高め、1週前にしっかりやることで筋肉量を増やすとか、精神的にも競馬に向かっていくように“闘魂注入”ということをしました。

――今週はどのような意図で行いましたか?
池江 追い切りは先週で終わって心肺機能はもう出来上がっているので、今週は緩やかに気道の収縮している部分を広げるような調教をしました。今回は追い切りではないので、そんなに反応は重要ではないのでね。ある程度のスピードで走らせました。脚さばきは軽快ですし、落ち着いていましたし、いい調整が出来たと思います。

――昨年と同じローテーションですが中身が違いますね。
池江 昨年はマイルが久々で対応しきれないところがありましたが、昨年2回マイルを使ったことで今年は対応できています。ゲートの駐立が良くなったので五分で出られるようになりました。

――昨年は放牧をはさんでいましたね。
池江 昨年までは精神的に不安定だったので、レースの後は牧場でゆっくりさせてからでないと次のレースに向かえなかったのですが、今回はその辺の心配がなくなりましたね。

――改めて、この馬のストロングポイントは?
池江 勝負根性だな、と思います。気持ちで走る馬だと思います。

――浜中騎手もかなり気合が入っているようです。
池江 昨年、彼も怪我があったりして厳しい1年だったと思います。ミッキークイーンも去年は未勝利で厳しい年でした。この二人がまた笑顔でレースを終えられるのを見てみたいと思います。

――どのようなレースを期待していますか?
池江 ゲートは安定してきましたが、もともと不安なところがあったのでやっぱりゲートを重視しています。あと、加速に時間がかかるので助走のできるスペースをしっかり確保して早めに吹かしていく。この2点ですね。

――最後にひとこと。
池江 おそらく1番人気にしていただけると思います。二年前はGIを二つ獲らせていただいてJRA賞もいただきましたが、昨年は未勝利で期待を裏切りましたので、なんとかここでファンの皆さんの期待に応えて、ミッキークイーンが牝馬ナンバーワンだと証明したいと思います。


※ミッキークイーンが不気味です。



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