オメガヴェンデッタ【キーンランドカップ予想】|注目馬まとめ
 

 札幌では日曜メーンにサマースプリントシリーズ第5戦(全5戦)のキーンランドC(30日、GIII、芝1200メートル)が行われる。

 最も勢いがあるのがティーハーフ(栗東・西浦勝一厩舎、牡5歳)だ。条件戦を連勝して挑んだ前走の函館スプリントSは最後方16番手から直線で15頭をごぼう抜き。2着アースソニックに2馬身半をつけて重賞初制覇を飾った。今回は2カ月半ぶりの実戦になるが、8月上旬から乗り込みを開始しており、仕上がりは申し分ない。函館で2戦1勝3着1回と洋芝の適性も高く、初めて走る札幌でも非凡な瞬発力を発揮できそうだ。

 エポワス(美浦・藤沢和雄厩舎、セン7歳)は函館芝で4戦1勝、2着3回、札幌芝で3戦1勝、3着1回と活躍している洋芝好者だ。準オープンから格上挑戦した前哨戦のUHB賞は好位から伸びてV。タイム1分7秒5(良)は札幌芝1200メートルのレコードだった。今回は『ワールドオールスタージョッキーズ』で来日する香港代表のジョアン・モレイラ騎手を鞍上に迎え、重賞初制覇を目指している

 昨年の2着馬レッドオーヴァル(栗東・安田隆行厩舎、牝5歳)はUHB賞3着から参戦。札幌では3戦1勝2着1回3着1回と好成績を挙げている。今回は岩田康誠騎手と初コンビを結成。JRA重賞騎乗機会6連勝は逃したが、夏競馬でも存在をアピールしている名手の手綱さばきも注目だ。

 同厩舎のオメガヴェンデッタ(セン4歳)は準オープンの函館日刊スポーツ杯を快勝した。降級前には京王杯スプリングCで勝ち馬サクラゴスペルと0秒1差の3着になったことがあり、能力はここでもヒケを取らない。

 昨年の勝ち馬ローブティサージュ(栗東・須貝尚介厩舎、牝5歳)は当時ほどの勢いが伝わらないが、休み明けの函館スプリントS15着を叩いての変わり身はありそう。

 函館スプリントSの3着馬でアイビスサマーダッシュ8着から巻き返しを狙うレンイングランド(栗東・矢作芳人厩舎、牡3歳)、

準オープンながら休み明けでTVh杯を勝って上積みが見込めるウキヨノカゼ(美浦・菊沢隆徳厩舎、牝5歳)、はまったときの差し脚が強烈なスギノエンデバー(栗東・浅見秀一厩舎、牡7歳)、昨年のCBC賞優勝馬トーホウアマポーラ(栗東・高橋亮厩舎、牝6歳)も侮れない。

 除外対象(24日現在繰り上がり順1位)ながら、UHB賞で前述のエポワスの半馬身差2着と好走したルチャドルアスール(美浦・二ノ宮敬宇厩舎、セン6歳)も、出走枠に入れば注目したい。

 

京王杯SCでは見事3着

 

自己条件ではさすがの勝利

 

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