「小倉記念・G3」(7日、小倉)
昨年2着馬ベルーフは3日、新コンビのホワイトが騎乗し、栗東CWで併せ馬。僚馬に先着を決め、好調をアピールした。
15年京成杯以来、1年7カ月ぶりのVへ向け、ハードに追われた。ベルーフは栗東CWでダノンオブザイヤー(2歳未勝利)と併せ馬。ホワイトが一杯に追って1馬身先着を決め、6F81秒6-38秒7-12秒4をマークした。「徐々に良くなっている。ただ、体はいい感じだけど、気持ちに前向きさがない」と池江師。状態は上向いても、闘志に火がつかないことに渋い表情を見せた。
昨年の菊花賞あたりまでは掛かる面を見せて、なだめるのに苦労したほど。ところが、最近は鞍上が促さないと動かなくなった。「以前は行きっぷりが良かった。どこへ吹っ飛んで行くか分からないぐらいハミを取ったのに。今は逆。ズブくなって、勝負どころでやめている」と不振の理由を説明する。
昨年2着の小倉記念。今回は3週連続でコンタクトを取ったホワイトを鞍上に迎える。「自分が何を求められているか、ダグラス(ホワイト)も分かってくれている。対策を考えてイチかバチかって感じでやってくれると思う」と香港の名手に期待を寄せた。重賞ウイナーが復権を懸ける。
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アルビアーノなど、スワンS厩舎情報/美浦トレセンニュース
土曜日、京都競馬場で行われるスワンS(GII・芝1400m)に、関東からアルビアーノとバクシンテイオーが出走する。2頭について、関係者に取材した。
■アルビアーノ(牝3・美浦・木村哲也)について、木村調教師。
「前走の京成杯AH(GIII・7着)は差しが決まるようなタフな馬場状態も影響しましたが、それを考えると頑張ってくれました。レース後はノーザンファーム天栄で疲れを取って今回に備えました。牧場でも緩めずに動かしていましたし、こちらに戻ってからすぐの坂路での動きも良かったですね。
先週はウッドチップコースで長めから追い切りましたが、良い動きをしていました。週末に坂路で結構やって、今週(10/28)はウッドチップコースで単走で追い切りました。騎乗した助手には最後は動かしていくように指示をしましたが、予定通りでしたし、内容も良かったと思います。
長距離輸送は初めてになりますが、中山や東京への当日輸送の感じからも輸送で参ってしまうタイプではありませんし、調整過程の中で長距離輸送に対応できるように準備をしてきました。これまで新馬戦や初の東京競馬場の時など、初めての場所でもドギマギすることもありませんので、京都競馬場も大丈夫でしょう。逃げなければダメということはないですし、柔軟に対応してレースをしてくれると思います」
■バクシンテイオー(牡6・美浦・堀宣行)について、橋本篤典調教助手。
「追い切り本数を重ねてきましたし、仕上がりはまずまずですね。馬に元気もありますし、体調は良いと思います。今回は相手も強いですが、うまく流れに乗って競馬ができればと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)